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フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。 Posting of comments like the following will be declined: ・Comments other than Japanese. ・Comments that seems to be in Japanese through translation website.
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 フリースクール「ラヴニール」が活動を始めたのは、2010年でした。
 あれよあれよという間に、今年で活動13年目! うっそー! そんなにやってる?? という気もちでいっぱいです。
 
 これも皆さまのご支援あってこそ。本当にありがとうございます。
 
 先日、某鉄道系Youtuberさんの、「大阪から出ている長距離夜行バス」の動画を見ていました。
 大阪駅から出ているものでは、近鉄の仙台行きがもっとも長い距離なのではないか、とのことでしたが、実はこれ、乗ったことはないけれど知っていました。
 何年だったか振り返るのが面倒なので振り返りませんが(たぶん2010年ぐらい)、過去に毎夏参加していた夏合宿が福島県の会津で開催されるとのことで、東梅田から近鉄の夜行バスで福島駅まで行ったことがあります。そのときに、案内表に「仙台」の文字があったので、「大阪発でなら、仙台行き?」と思ったら、あたりでした。
 
 毎年合宿に参加していくうちに知り合いが増え、そういった方の姿を見ては、「よしっ、私もやっていこう!」と思えたころ。そうか、そのころからも、もう10年(以上)経つのか。
 
 過去を懐かしむ気もちはあっても、「あのころはよかった」ではなく、「ならば今は今でどうするか?」を考えながらいきたいと思います。
 だからって過去をないものとして考えるのではなくて、過去の経験を活かしつつ、今は今のアレンジで。
 
 ひとまず今年度も、よろしくお願いいたします。
 
 

  


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あの日は、その時間帯は誰もいなかったので、何らかのパソコン作業をしていました。椅子に座っていて、何だか気もちの悪い、ふわふわとした横揺れが長く感じられました。
 
あ、地震だな、と思って、数分してからそろそろ速報が出ているだろうと、携帯のテレビを見ました(ワンセグ対応)。
  
映ったのは、10分ぐらい前に東北の街が激しく揺れている映像でした。
 
そこから、次から次へと判明していく被害状況。頼むからこれ以上の被害は出ないで! と、何度思ったことか。 
 
あの日も、確か金曜日でした。
  
今朝、家族と何気なく今日の予定を話していて。11年前の朝の時間も、こんなふうに当たり前のように時間が流れていたんだろうなと。それが、半日も経たないうちに一変したんだなと。
 
いつ、どこで、何があるか。本当にわかりません。今置かれている状況でどうすることがベストなのか? 私は慌ててしまって、パッと行動できる自信がありません。だけにその分、備えはしっか りとしておかねば。でも備えるって何を? 
 
今日は、そんなあたりが話題に出るのかな。
 
 
 
数日前ですが、東日本大震災があったときのこと、知っている? と尋ねたら(私も「知っている」には程遠い知識ですが)、
 
「ネットニュースとかで何となく話題になってたから知ってるけど、そのときたぶん2歳」
 
んっ!? 慌てて年月とその当時のその子の年齢を足してみる。すると、今のその子の年齢。中学生。
そっ、そうかぁ・・・。震災そのものがあったということを知らないのか・・・。
 
考えてみたら、我が家の子どもたちも、生まれたのは震災後。そっ、そうか、震災そのものがわからないという子も、いるのか・・・。
  
自分の知っていることは相手も知っているもんだと思い込まないようにね、と教えられたような気がしました。
 
 





 知人にこの本の紹介をしたので、ついでに。
 私がいつでも手にとって読みたい本のひとつで、他の本は本棚にまとめて収納されているのに、この本を含む何冊かは、机そばの小さな本棚にあります。
 
 勉強するのは何のため?――僕らの「答え」のつくり方――
 苫野一徳 日本評論社 2013年
 

 
 勉強なんて何のためにするの? と思ったときに、何て答えます??
 
 著者は「<自由>になるための力」と、著者なりの答えを導き出しました。
 私もこの考えには「ほぼそう思う」と感じています。
 
 <自由>になるため。<自由>というのは、著者が思う答えとして、「生きたいように生きられる」ことだそうです(自由についているカッコ<>は、文中ママ。言葉としての自由と、実感としての、<自由>で区別されている)。
  
 この答えについては、「唯一絶対の正解なんてない」と銘打ったうえで、あくまで著者自身が出したもの。まったく同じだというのもありなのでしょうが、考えるべきは「自分なりの正解」だと。
 
 なので私は、私なりの答えとして、子どもに「何で勉強しなきゃいけないの?」と尋ねられたときには、下記のようなことを頭に入れて伝えるつもりでいます。

 「力」が、犯罪性を帯びたものであっては困るけれど、たとえば見識をより深めるための「力」、何かを楽しむための「力」、人と関わる上での「力」・・・。
 これらは「権力」とか「暴力」ではなくて、人生をよりよくしたり、より知識を深めたり、経験を豊かにしたり、学べば学ぶほど、つながる道もまたそれだけ、多くなる。
 だから、できるだけひとつのことじゃなくて、いろんな物に触れてほしいし、いろんなことを疑問に思ってほしい。たくさん知れば知るほど、自分が困ったときでも、逆に誰かが困っているときでも、そうでないときでも、「人を大事にする」「自分を大事にする」ことにつながると思うから。
 
 私にとって勉強とは「ずっと続けるもの」。学生という時代を過ぎても学ぶことはたくさんあります。節目、節目をひとつの目標と設定してゴールにするのもいいと思うし、これももちろん、考え方としては人それぞれなので否定はしませんが、あくまで私にとっては、ずっと続けるものだという答えを持っています。
 
 
 
 あ、先ほどの子どもに伝えるなら、の部分。
 もちろん、こんな難しくは言いません、もっと噛み砕いていうつもりですよ!
 その前に私のグダグダ長い話をきいてくれるかしら(笑)
 
 
 ★ 文中の太字部分は、著書内からの引用です。斜体がうまく表示できない・・・
 
 
 

★ 登場する人名については、敬称を省略しています。
 
 
 先日のお休みの日。公園に、子ども(自分)を連れて遊びに行ったとき。注意書きの看板に書かれたひらがなだけを読む上の子、その看板の読点や結び(ひらがなの「す」や「な」の丸くくるっとなった部分)を指差して「まる~!」と言う、下の子。
 
 同じ看板でも、楽しみ方はそれぞれ。そして上の子は、いつの間にかすらすらと文を読めるようになっています。
 数年前は、同じ看板で一文字ずつ指で押さえながら読んでいたのに。
 
 本当に、「気がついたら」字を覚えていました。
 
 最初は、標識の「とまれ」の字を見て、「あっ、○○の○!」と、自分の名前にある字を見つけていました。それも、字と読み方とを間違えて。
(伏字にしている関係上ややこしいですが、名前が「けんと」だとして、「と」を、「けんとの『け』!」と読む、そんな感じです)
 
 そこから、自分の名前に使われている字を正しく読めるようになり、並行して友達に使われている字も覚え始め、今ではひらがな、カタカナはマスターし、漢字も、1つの読み方だけだけど読めるものもあります。

 書くのはまだ不安なようで、それでも書けるようになりたいと、「ほん(本)をみてやればいいんだ!」と、一生懸命見ながら練習しています。
 
 日常当たり前に使っている文字を、こうやって習得していったんだなぁと気づかされます(あくまで方法のひとつとして)。
 
 そんな中で起こった事件。
 
 野球が好きな上の子は、野球選手のお名前から漢字を覚えていたようで、「金」であれば「金本(かねもと)の『かね』」、「大」であれば「大山(おおやま)の『おお』」、「紅」であれば「紅林(くればやし)の『くれ』」と覚えたようです。
 
 なので、こんな間違いが・・・
 
「かねメダル」(金メダル、きんめだる)
「おおなんとか」(大回転、だいかいてん。「回転」はまだ読めない)
「くれちゃ」(紅茶、こうちゃ。「茶」は読めたらしい)
 
 そう読んだか! と、思わずうなってしまいました。もちろん正しい読みも教えましたが、「漢字はひらがなやカタカナとちがって、ひとつの字で様々な読み方がある」ことを、今は勉強中です。
 
 日常の中で字について学んでいる上の子は、あまりやり過ぎない程度にと、テレビゲームもやり始めています。このブログでも何度か登場している、すごろくであちこち移動して目的地を目指し、その過程で途中の「物件」を購入して最終資産を競う、あのゲームです。
 
 まだまだアドバイスは必要だけど、がんばってやっています。
 
 このゲームの中には、地名はもちろん、その土地の名産品も出てくるし、国旗を見てどこの国か当てるクイズや、漢数字が使われている四字熟語に正しい漢数字を当てはめるなどの問題も登場します。
 
 こちらについては、学んでいるというより、まだまだ遊んでいるのほうが強そうです。でもそうやって、気がついたら覚えていた、そして忘れないというのが、このゲームの不思議なところ。ずっと忘れずにいられるのって、何でなんでしょうね?

(ちなみに私と旦那は、そのゲームのマップを見て、「ここ物件になってないけど、○○につながっているってことは、○○駅だよね?」「××駅と△△駅の間ってことは、どっか有名な地名、あったっけ?」なんて話すことがあります。ええ、2人とも旅好きです)
 
   
  
 このゲームの関係でいえば。
 先日子ども(私の子ではないです)が、
「ピーマンの袋に、宮崎産って書いてあった! ゲームでピーマン畑って出てきたのも宮崎だったし、本当だった!」
 と、興奮したように言ってきました。
 
 街中にあるものでも、ゲームでも、先日のようにおひなさまの飾りつけから「どうして?」と思うのも。ただ覚える! のも、ひとつの方法としてはありだと思うけれど、何かと一緒に関係づけて広げたり、これっておもしろい! と思ったものから進めていくのも、私は楽しい学び方だと思います♪
 

 我が子が毎日着ていく制服、冬は寒いので、靴下だけでなく、足首までのタイツも併用しています。いつも翌朝分の着替えとカバンに入れるものだけ出しておいて、当日の朝、準備のときに子どもが自分でカバンに入れるものは入れ、着替えも用意してあるものを着て、というシステムです。
 
 (4月以降、自分でやってもらう範囲を増やそうと、少しバージョンアップの予定)
 
 行事によっては、制服でなく体操服で登園することもあり、体操服も、寒いときは半袖と長袖を重ねて着たり、ズボンの下にタイツをはいたりしています。
 
 このタイツは、園内は暖かいので脱いでいるそうです。
 
 今朝、体操服で登園だった子ども。いつものようにタイツも一緒に置いておいたのですが、着替え終わっても半袖の体操服と一緒に置いてあるままでした。
  
「あれ? タイツいらなかった?」
 
と尋ねたところ、
 
「うん、だってあったかいもん! ○○(子どもの名前)がえらんできめるんだ~」
 
 同じ理由で、半袖体操服も着なかったとのこと。そっか、自分で考えてそうしたわけね(^^ 自分でそうしようと思ったんなら、それでいいと思うよ☆
 
 
 と、このときは素直に思えたのですが・・・。
 
 あるとき、手拭タオルが置いたままになっていました。手拭タオルは、毎朝カバンに入れるもののひとつです。
 
「あれ? 手拭タオル置きっぱなしだよ?」
 
と尋ねると、
 
「ちゃんといれたもん」
 
と、子ども。靴下や下着類を入れておくカゴから出して入れた、と言います(カバンに入れておく用として出す前は、カゴの中にまとまって入っています)。
 
 でも、いまいち信じることのできない私。
 
「本当に入れた? カバンの中見せてよ」

と疑ってみたり、苦し紛れ?に、
 
「入れたんなら、いいよ。本当は入れてなくて困るのは○○だし」
 
と、ここでも「入れた」と言うのを信じられなくて、捨て台詞を吐いたり・・・。
 
 
 
 自分で選ぶのを後押しするってムズカシイ、と、こんな小さいことでも思ってしまいます(汗)
 
 
 
 
 


プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
14
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
 
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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