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フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。 Posting of comments like the following will be declined: ・Comments other than Japanese. ・Comments that seems to be in Japanese through translation website.
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 ある日、子どもを迎えに行った帰り道。そのころ私の子どもは「右、左、まっすぐ」を覚えたてで、その練習も兼ねて交差点ごとに「右、まっすぐ、左。どっち?」と尋ねながら歩いていました。
 
 その日は、いつもは南から北に向かって歩く交差点を、東から西に向かって歩いていました。
 
 いつもはその交差点を左に曲がる必要があるので、「右、まっすぐ、左、どっち?」と尋ねると、
「ひだり!」
とこたえが返ってきます。
 
 ところが、その東から西に向かって歩いているときのこと。同じように尋ねると、
「ひだり!」
 
 左に行くとこっち行っちゃうよ? という方向に私がわざと歩くと、あわてて、
「ちがう! こっち!」
と直されるのだけど、え~っ、左はこっちだもん、とわざと言う私と、真剣な顔の子ども。
 
 いつもの「南から北に向かって歩いているときの左」は、そのまま四方位で当てはめると西。これが「東から西に向かって歩いているときなら、まっすぐ」が西になるわけなんですが、子どもにとっては、「実際に進む方角とか関係なく、ここは左に曲がる場所だから左」だったわけです。
 どっちに進もうが、子どもにとってはその交差点で進むのは「ひだり」だったわけですね。今ではこれも解消されて、自分がどっちを向いて歩いているかによってしっかり当たっている方向を教えてくれるようになりました。
 
 これ、物事を自分中心で考えるのか、それともその他にして考えるのか、何を基準にして考えるかによって見え方がちがってくるのと、何だか似ているなって思いました。
 
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 朝はバタバタしているのと、子どもにチャンネルを取られているのもあって、朝ドラは見てないんですが、小さいころ、体調が悪くて学校を休んだときには母や祖母が朝ドラを見ている姿を眺めていました。時が少し流れて中学時代になると、この朝ドラが終わったころにのそのそ起き出して、というのが学校に行かなかった私の朝のリズムでした。今は放送時間が前倒しになりましたが、だいたいいつごろ起きていたのかがバレますね(笑)
 
 3月まで放送していた「ブギウギ」、見たいな、見たいなと思って予告やダイジェストを追いかけているうちに、1話も見ずに終わってしまいました(趣里さん、かわいらしくて好きなんです)。
 そして今放送している、「虎に翼」。伊藤沙莉さんもかわいらしくて好きな方なので気になるのですが、それ以上に気になるのが、「はて?」という、主人公・寅子の決め台詞(?)。
 
 なんで? おかしいじゃない? というところに使われている・・・、んですよね? 私ならもしかして日常の中で、あるいは「これまで当たり前にされてきたことだし」「みんながそう言ってるし」で流してしまいそうなところ、ちゃんと主人公は疑問に思ったことを、流さずにちゃんと疑問としてとどめている、たった2文字のセリフだけど重みのあるセリフだなと思って。
 
 当たり前に疑問を持つということ。当たり前を別の角度から見たら当たり前でなくなる。私も大好きだったはずですが、それでも流してしまっていることが多いなぁと考えちゃいます。
 
 モデルの方がいらっしゃるとのことで、なんとなく方向は決まっているのかもしれませんが、今後ドラマはどう展開するんでしょう?
 

 子どもは、自分が興味のあることを、興味のあるときに学んでこそ最もよく伸びる。
 
 イギリスのサマーヒルスクールの創設者であるA.Sニイルはこう言ったそうです。
 フリースクール「ラヴニール」に一度でも来たことがある方は、この名言を耳にしたことが、きっとあるはずです。
 
 たったひとつの好きを極めようと思うと、そこにいろいろついてきます。実はひとつだけを学ぶのって難しくて、必ず何か関係のあるものがあるので、一緒に学ぶ、なんてこともあります。
 
 好きなことをしているときって時間も忘れて夢中になって、そしてそれが自分の知識として積まれていって、同じような趣味がある同士で仲良くなれたり・・・。もちろんイヤなことに向かわなければいけないこともあるし、同じ趣味で仲良くなるどころか互いしてしまうこともあるかもしれないけれど、「好きなこと」に向かっていくときのエネルギーってすごくて、前日夜更かししても次の日早朝から動けたり、いつもより知識が身についたり、そういうところを見ていると、ああ、ニイルの言葉そのままなんだなって感じます。
 
 子どもだけじゃなくて、大人にもあてはまるよな、と感じるニイルの名言。さすがに「最もよく伸びる」の伸び具合が、今の私は子どもには劣るとは思うけれど、さあて、私の好きって何だっけ? 好きからいろいろとつなげていってみようっと。
 
 


 

1日経ってしまいましたが、2011年3月11日のこの時間は、まだ移転前のラヴニールで、今と同じようにパソコンに向かっていました。座っていて気もちの悪い、長い横揺れ。地震は縦揺れからくる!と思い込んでいた私は、横揺れということは、この揺れはどっかで大きいのでもあったかな、と、すぐ、携帯電話のテレビを立ち上げました(ワンセグの時代ですね)。
 
 それで知った、東北での大きな地震。
 
 今年の1月1日も、そう。東北のときより少し大きかったけれど、お正月の夕方ののんびりとした時間帯でした。やはり気もちの悪い横揺れ。テレビをつける前に、携帯の速報で能登での地震を知りました。
 
 今、日々当たり前に過ごしていること。実はこれこそが何よりの贅沢なのかもしれない。そう思うようになりました。
 
 
 
 さて、フリースクール「ラヴニール」でも、ちょうど年度の切り替わり目。そこに防災という視点も加えて、物を減らしていく方向での片づけを少しずつしていきます。棚の本などを中心に整理していこうと思うので、皆さん、よろしくお願いします~! 
 
 
 



 昨日は時短活動にご協力いただき、ありがとうございました。
 阿倍野区の、とある集まりに参加してまいりました。そこで思ったのは、
 
 こんなにも思いを同じにしている人がいる!
 
 ということでした。
 そしてこの集まりのきっかけのひとつになったのが、かつてフリースクール「ラヴニール」も参加したイベントだったと知り、ちょっとうれしくなったり。
 近所にこんなところがあるんだな~とか、こんな人がいるんだな~とか。あれ? その人私も知ってる!など。それがわかるだけで、何かこう、一緒にやっていけたら! とワクワクします。
 
 作り直しをしていた会報誌も無事に間に合い(この日出かける寸前にできるという慌てっぷり(笑))、そちらではお知らせをしたのですが、これも含むその他いろいろな事情により、早ければ3月より、活動日時に若干の変更がある?かもしれません(思わせぶりな文面になっておりますが、確定でないため、ここまでしか言えず・・・。すみません)
 
 まだいろいろぼかしながらでしかお話しできませんが、こちらでもいろいろと報告をしていきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 
 
プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
14
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
 
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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