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フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。 Posting of comments like the following will be declined: ・Comments other than Japanese. ・Comments that seems to be in Japanese through translation website.
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 帰り道、古いおうちを解体して砂利になったところに一羽、ツバメがいました。
 野生の鳥なら、よほどなついていない限りは人が近づいたら飛んで逃げていくよな、と私は思っていたのですが、そのツバメは飛ばず、地面をトコトコと歩いて逃げていきます。時々立ち止まっては、地面をくちばしで突いて。
 
 飛べないのかな? と思ってじっと見ても、羽をケガしている様子もなし。
 時々羽ばたくものの、またすぐに地面におりてしまう。よくて、解体現場周りに張り巡らされた人よけのロープにとまるぐらい(私はこのロープの外から見ていました)。
 時々トコトコと、道路に出てしまいそうになります。
 
 車が数はそんなに多くはないとはいえ、通るところ。もしこのツバメが轢かれでもしたらどうしよう? と思うものの、ツバメも人に追いかけられてはたまったもんじゃないよな、という気もちがあり、どちらもかわいそう、でもどうにかしたいんだけど、という思いでしばらくじっと見ていました。
 
 するとそのうち。 
 
 飛べても、地面からせいぜいロープまでだったのが、地面から隣の家の1階の屋根まで。何度か地面におりてきたりはするけれど、また、今度は2階の屋根まで。そうしているうちに、だんだんと飛んでいる時間も長くなり、家を越えて向こう側まで飛んでいったらしく、姿が見えなくなりました。
 
 そういえば今日はやけに、ツバメがたくさん飛んでいるなということに気がつきました。
 軒下にツバメの巣があるお家が、近所にありました。
 
 確かめてはいませんが、それまで巣で過ごしていたツバメが巣立ちの時を迎えて、まだ危なっかしいけれど飛ぶ経験を積んで、自由に自分で動き回るまでを見ていたのかもしれないなと、あとで気がつきました。周りにいたのは、同じときを巣で過ごしたきょうだいたちや親鳥だったのかも、とも。
  
 
 
 もし、あのとき私が手を出していたら、ツバメはどうなっていたでしょうか。
 ツバメ自身は自分を「かわいそう」だと思っていたのでしょうか。
 しばらく見守り続けているうちにツバメは飛べるようになったけれど、もし車が来ていたら、よける事はできたのでしょうか。
 
 
 どれが正解でどれが間違いだとかは、断定はできませんが、このツバメと私との関係が親子関係や伴走の際のヒントになるなぁと、今は思っています。
 (支援という言葉が大嫌いなので、伴走という言葉に置き換えています)
 
補足:
対応としては、こんな感じがいいようです。
https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/aicho/1250107423036.html


 

 
 
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4月にある試験を受けてから、ぼんやり過ごしていて、5月を10日も過ぎてやっと、4月の振り返りをしてみました。
 
そしたらまぁ・・・。これをやりたい!と思ったことのできてなさといったら!
4月の「やりたいことはどのぐらいできたか」は、40%でした。
 
でもね、ものすごく満足のいく40%なんです。
4月は、試験直前だし、可能な限り勉強に時間を割こう!と決めていました。そんな中だったけど日常のこと(家では家事の一部を担当していたり)、前々から貯めている「できたらいいなぁ」というものなど、勉強以外のことも「やりたいこと」にあげていました。
試験に関することも、間際の焦り、後々振り返ってもっとああすることもできたんじゃないか?と反省する部分、など、勉強に関することもすべてできたわけじゃない。
 
「できたこと」という部分だけ見たら、その達成度は半分にも満たないぐらいだけど、でもそれは、「それだけ『勉強』に対して向き合えていた4月だったんじゃないか」という点から、達成度は低い、でも満足のいく4月でした。
 
できなかったことに対しての振り返りも、
 
たぶん自分自身で「満足できるまで」を突き詰めたら、いつまでも満足できないと思う。
どこかで妥協する・折り合いをつけることも大切。
 
としました。
最後の悪あがきとしてはいちばん使ってはいけない言葉だとは思いますが、「あとは運を天に任せる」って、このパターンかなって。
 
実際試験でも、時事的なものであったり、「そんなのテキストに出てこなかった~!!」があったりします。そこで勉強不足だった! と思うよりも、必ず点が取れる問題を確実に取りにいくほうが効率がいいわけで(特に資格試験などの「○割で合格」の場合。もちろんそういった発展的な問題でも理解できているに越したことはないですが)。
 
でも私の場合、「○割で合格」の○割が許せなくて、最低○割でいいのに、満足がいくまで(=全問正答)を狙ってしまう。結果、本来点が取れたはずのところでも落としてしまうことにつながる。
 
そういった意味での、「どこかで妥協・折り合いも大切」と振り返りました。
 
4月は試験という自分にとってのビッグイベントがあったので、それ中心の振り返りになりましたが、こうして記録して見返して、次に活かしていくことが、さらに大切!5月も残り20日ぐらいになってしまったけど、目標を立ててやっていってみようと思います!!
 
 
毎日ひとこと記入するスペースが、4月はほとんど真っ白でした(苦笑) それだけ勉強しか見えていなかったんだ!といういい意味での点と、悪い意味での点と。5月は、試験が終わって一旦集中することを忘れてしまったので、勉強に限らず、何かに集中する時間をつくることを目標に、がんばってみようっと!
 
 
 
こんなふうに、目標を立てて、それを実行して、しっかり振り返ることって、本当に大切なんだと、改めて感じています(私自身が「しっかり」振り返れているかは別として)。
目標の内容は、でっかくても、日常的な小さなことでもなんでもいいです、振り返ってみて
「これはよかったから継続!」
「これはどこか改善できたんじゃないかな?」
「これは、こういう対応でよかったのかな?」
と考えることで、もっとよりよくなろう! と、自分の現在地を知った上で動けるように、自然となっていきます。
 
そんな意味で、耳タコだろうがなんだろうがお構いなしで言い続けますが・・・
記録って大事ですよ~~~!!
 
 

大型連休も終わりましたね。今年は久しぶり?の「何の制限もない」連休で、各地人があふれてたみたいですね。私はといえば、近所の大きな公園をぶらぶらしたぐらいで、かえってどこにも出かけないほうでした。
 
そんな日々だったので、改めて動こう! と思うと、意外と力がいる。
今日も今日で、お休み中はリレートークと予定のお知らせ以外はブログもお休みだったことに慣れてしまい、すっかり投稿を忘れてしまうところでした(汗)
 
ギアをしっかり入れなおして! 頑張っていこうっと!
 
フリースクール「ラヴニール」は、ありがたいことに、見学・お問い合わせ、体験入会などをいただいています。今日もこれから次の予定まで、資料をほしいという方向けに内容などをチェックして送付できるよう準備をするところです。
以前から何度か書いていますが、最近では保護者の方だけでなく、社会資源として情報を集めようと、訪問ステーションなどのより地域に近い立場の方からもお問い合わせをいただくことが増えました。
 
お互いをお互いとして知り、またお知らせしていくためにも、もう少し動いてみようかな、と、個人的に思っています! 
その前に・・・。この前受けた試験の結果、どうなっているんだろう・・・? 解答速報などは見ないタチなので、通知が届く当日まで気になって気になって、仕方がありません!!
 
 


「代表ばかりじゃなくて、私にもぼやかせてくださいよ~」
と代表に掛け合ったら、カテゴリータイトルを「スタッフ・代表のぼやき」に変えてくれました。
これからは、代表だけでなく私も!ぼやいていきます。
  
 
先日なんですが、某試験を受けました。それまで時間を見つけては勉強!覚えられない!模試の結果がヤバイ~!で自分でもカリカリ、イライラしているなぁという感じでしたが、今はひとまず無事に終わり、ほっとしています。 
とりあえず今は合格発表まで、勉強のことは忘れて(内容を忘れるのはダメですよ!)、勉強に時間を割いていた分できなかった細々したことの遅れを取り戻しています。
 
不合格だった場合は再受験も考えていますが、その場合、一度あれだけやっていてプツリと糸が切れたように勉強をやめて、もう一度!となった場合はきっと大変だろうなと。でも結果は、正式に通知が届くまでは知りたくない。某大手企業が解答速報などを出していますし、自己採点は大事だよ~というのもわかるのですが、私としては、自己採点と正式な通知で2度結果を知る(想定する)ことになるのが嫌なので、合格であれ不合格であれ、その日を待つことにしようと思います。
 
 
そう、「もう一度がんばってみる」って、結構大変なんですよ。
 
私も過去に学校にいけなかった時期があるんですが、行けなくなって間もないころに言われたことは、今でもよく覚えています。
我が家は親、特に父の理解がなかったので、学校に行けないことそのものに関しては何も言われなかったことはまだ救いでしたが、
「学校に行っていないんだから、その分は家でがんばって勉強しなきゃね」
「きっと勉強が難しいって思っちゃったんでしょ」
「早いうちにまた学校に行ったら? 『ちょっと休んじゃったんだ、えへへ』って、早いほうが笑っていられるよ」
 
 
 
あのさぁ、私の何を知っててそんなことが言える(た)の?
 
別に勉強が難しいと思ったことはなくて、授業はたぶんついていけていました。勉強の仕方のコツというかがよくわかっていなくて、復習が少なかった(教えてもらって「自分のものにする」過程が少なかった)ので、その分の成績が伴わなかったんだろうなと、今の私は分析しています。 
(復習の大切さは、「自分のものとして習得するため」だと、私なりの結論です)
 
それを、何を勝手に決めつけてくれてるわけ?
 
さらには3つめの、「えへへ」ですよ、「えへへ」。
そんなに気楽に笑っていられるかよ! ボケ! ですよ。
 
理由が体調不良で学校休んでてまた行くようになったときでも、その初日ってちょっとドキドキしなかった? 一旦途切れたことをもう一度やるって、あのときの感覚と同じなんだけど? それを、「えへへ」なんて気楽に言ってられるかって! 
 
困ったことに、私の親、特に父親は、これが「私を理解しているからこそ言ってやったんだ」「私を励ませば、また学校に行けるようになるんだ」と、良心で言っていたんです!
 
良心?? こんなの迷惑でしかなかったわ、この大ボケが!!
 
 
すみません、勉強の「もう一度ギアを入れなおすことの難しさ」から、親の笑顔(の裏での私にとっての「仕打ち」)を思い出してしまいまして。今でも時々思い出してはしんどくなるあたりです(今は親とある程度の距離をとっているため、しんどくなることは少ないし、しんどくなっても解消法を自分なりに見つけているので、ご安心ください)。
 
あと、言葉遣い汚いな・・・。
本音でも何でも思うことがあったら自由にどうぞ、と言われたので、学校に行けない子どもだった当時の思いをぶつけてみましたが、ボールでなくて隕石級の大惨事になっていないでしょうか・・・
 
 

 


 足し算に興味を持ち始めたらしい、我が子。
「5たす5たす5は、15!」
など、くりあがったり、足す数が複数ある計算も、時間をかけてじっくりとですが、やっています(ちなみに、親は一切教えていません)
  
 最近、こんなことを尋ねてきました。
  
「このふりかけ、たまごが4つ、やさいが6つ、おかかが4つだって!」
「うん、全部でいくつ入っているんだろう?」
 何気なく尋ねると、
「お母さんが先に答えてよ」
 
 別に計算しなくても、1袋ずつ数えてもいいのに、と思いながら、私は
「16だよ
と答えました。すると、我が子はにこっとして、
「うん、○○(子どもの名前)もそうだった!」
 
 私、わざと答えを間違えました。
 ははぁん、本当は答えを出していないけど、人の答えを先に知ってごまかそうとしているな? 間違った答えを言ったら、どういう反応するかな? もしこれで
 
「えっ? ちがうよ? 14じゃない?」
 
と言ったら、おっ!? ってなるけど、さてさて?
 
 というイジワルな気もちが働いた結果でした。
 
 子どもには、
「本当は14だよ。ごめん、今ウソの答えを言ったんだ。でも、それでも信じたでしょ? 本当に自分で考えた?」
と笑って尋ねたところ、笑って、
「考えてなかったよ」
との答えが。
 
 
 何かにつけて「それは本当?」と疑ってばかりいてはキリがありませんが、古くから言われていること、考えられていること、今流れている情報・・・。そういったものは本当にすべてが「事実」なのか? 多くの人が見ているから、多くの人がそうだと信じているから、などの理由で間違った認識をもっていないか?
 
 考えや認識は、その時代とともに変わっていくということもあります。このあたりも取り入れて、ずっと昔の認識のままで固まっていないか?
(余談ですが、乳幼児の子育てについて、私の母と私の世代でもずいぶんと変わっています)
 
 人の考えに沿ったり信じたりするのが悪いこととは思いませんが、自分の中で噛み砕いて自分なりの考えとする過程で、「本当にそう?」と思ってみたら、ちがった答えが見つかったりするかもしれませんね♪ 
 
 
 




プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
14
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
 
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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