フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。
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■ みんなと同じでなければいけない ■
何となくいやだなと思いながら、休む理由がない限りは幼稚園には行っていました。
それはなぜか? みんなが行く場所だったからです。自分が行きたくないんだという気持ちを何となく感じながらも、それを言語化するなどの整理した形にできなかったからではないかと思います。ずっともやもやとした気持ちはあっても、それがどういったものなのか自分でもわからず整理できないまま、そのままずるずると過ぎていってしまったように思います。悶々とした思いを抱えながらも毎朝母にせかされるように支度をし、幼稚園に行く。これが流れになっていて、いやだと思いながらも幼稚園に行くことが当たり前になっていました。
ここで少し家族のことにも触れておくと、両親は決して自分や弟を遊ばせなかったわけではありません。プールなどにもつれて行ってもらったし、外遊びをしなかったわけではないし、夏には海水浴やキャンプに、冬でも外で雪遊びをしていた覚えがあります。むしろいろいろなところへつれて行ってもらった覚えのほうがあるぐらいです。
外遊びやレジャーにもつれて行ってもらったのに、運動神経は身につきませんでした。ある程度大きくなると、「自分は運動神経がもともとないんだ」とあきらめがつくようになるのですが、このころは他の人にできて自分にできないことが不思議でした。
それまで家族の中という異年齢の小さな枠の中で過ごしてきて、幼稚園という同年齢の集団の中で初めて気づく、「自分は他の人と何かちがうのかもしれない」という気持ち。「みんなと同じようにできなきゃいけないんだ」と、自分を奮い立たせるつもりが追い詰めていたとは、このときは思っていませんでした。
「みんなと同じようにできないといけない」。この言葉は後になってもずっと自分のことを縛り続ける言葉として残っていきますが、それはまたいずれ語ると思います。
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プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
14
Webサイト:
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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