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フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。 Posting of comments like the following will be declined: ・Comments other than Japanese. ・Comments that seems to be in Japanese through translation website.
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体験談2017.10.25


■ 学校に行かなくなる・1 ■

 大型連休が終わってすぐ、どうしても学校に行きたくないと訴えて1日だけ休ませてもらいました。母が担任宛てに「今日は休みます」と連絡をすると、
「いじめられていたんじゃないですか?」
 担任が母に尋ねたようです。自分ではあの程度ではいじめだとは思っていませんでしたが、なんだ気づいていたのか、と思いました。担任は朝と帰りに顔を合わせる以外は、週あたりにすると授業数の少ない教科担任で顔を合わせる時間はないと思っていたのですが、見ているところはちゃんと見ているんだなと思いました。
 次の日には登校するのですが、帰りに自分と特定の何人かが残るよう指示されました。
 別室に自分を含めた数人だけになったと担任が確認すると、教室の入り口・出口のドアを閉めて、
「よし、誰もいなくなったな。みんなから、ヒロのことを教えてやってほしい」
と、いわば集中砲火。担任に言われるままに、自分以外の何人かが、自分のありもしないことを言う。
「それじゃあ、ヒロがどうなったらみんなと仲良くできると思う?」
 次には
「もっと明るくなればいい」
とか
「もっと人と話せばいい」とか。具体的な意見ではあるけれど、ちょっと考えてみたらずいぶんと奇妙だとも思いました。見ず知らずの相手がいきなり明るく接してきたら、どう思う?自分だったら圧倒されて
「え?何この人?」
って退いてしまうと思うのですが。
 後で振り返ってみると、結局自分がすべて悪かったかのような片づき方でした。担任という監視があったことで何も言えないことに加え、集中砲火の状況から逃げ出すこともできませんでした。逃げ出せるものなら逃げ出したかったです。
 自分を肯定されることなく、否定されるだけの日々がよみがえってきたように感じられました。自分の意見を言わせてもらえず、一方的にできないと認定された、小さいころの日々。

 そんな状況に追いやられた自分だったけれど、次の日からは努めて明るく振る舞うようにしました。新しくまたやり直せばいいと思って明るく振る舞いました。明るい自分を一生懸命つくりました。
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プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
14
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
 
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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