フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。
Posting of comments like the following will be declined:
・Comments other than Japanese.
・Comments that seems to be in Japanese through translation website.
毎週水曜日に学校に行かなかった経験を連載中ですが、同じ体験談でも、今日はちょっとちがった体験談。ですので、カテゴリ「思うこと」でアップします。
寄せられた内容を見て思ったのですが、身近な存在からの「いじめ」は、あえてカテゴリ分けするとしたら、虐待となるのでしょうか。こんな例もあるんだということを知ってほしいとの訴えから、ブログに掲載いたします。
< 家族内でのいじめ >
★ ブタやポピーが悪いとか、そういうことを言いたいわけではありません。私をからかうネタとして使われていた、という認識でお願いいたします。
寄せられた内容を見て思ったのですが、身近な存在からの「いじめ」は、あえてカテゴリ分けするとしたら、虐待となるのでしょうか。こんな例もあるんだということを知ってほしいとの訴えから、ブログに掲載いたします。
< 家族内でのいじめ >
いじめは、よく学校、会社で、友人関係の中で(たとえばママ友)起こると思われていますが、実はもっと身近な家族の中でもいじめが起こるのではないかと、私は思います。
私は、かつて学校に行かない経験をしました。家族のことが関係してきますので、当時の家族構成をお話ししますと、両親と、同性のきょうだいが下に2人。私は学校に行かなかった時代がありますが、きょうだいは2人も幼稚園や小学校、中学校をほぼ休むことなく通っていました。
もう少し言うと、私のきょうだいは皆見た目が異なり、3人で歩いていても「友人同士ですか?」と尋ねられ、「きょうだいです」と答えると、「・・・では、こちらとこちらが?」と、考えた末に下のきょうだい2人がきょうだいで、私は一緒に来た友人だろうか? と思われるぐらい、似ていません。
私も背がさほど高くなく、それでいて体重は多め、いわゆるぽっちゃり体型。きょうだいは私よりも背が高かったり、私よりも背は低いけれど細身だったり。
私自身がそんな体型だったこともあって、私自身はよく、きょうだいからからかいを受けました。
坂道などでは
「ほら○○(私のこと。以後も)、早く転がりなよ。歩くより転がったほうがスピードついて速いんじゃない? それだけ丸いんだし」
またあるときは、テレビにブタが映し出され、
「あ、○○の友達だ!」
アニメのブタのキャラクターには、
「ほら、○○、テレビ出てる」
このキャラクターというのは、うさぎのミッフィーで有名なディック・ブルーナのシリーズに、「ブタのポピー」というのがいるのですが、
「ポピー ポピー ブタのポピー かわいいポピッピー」
という歌詞の歌がありました。ポピーが出てくると、きょうだいは
「ほら、テレビ出てるよ」
といったあとでこの歌に合わせて
「ポピーポピー ブタのポピー ブースなポピッピー」
と、笑いながら私を見て、2人で替え歌を歌うのです。
★ ブタやポピーが悪いとか、そういうことを言いたいわけではありません。私をからかうネタとして使われていた、という認識でお願いいたします。
ぽっちゃりしていることをからかわれ、やめてよ、とは言えませんでした。
なぜなら、
「じゃあ、もっとダイエットすれば~? なってみたら? こんな体型に」
と返ってくるのがわかっていたからです。
同じものを同じぐらい、いや、きょうだいのほうが多かったかもしれません。食べているのに、私は食べたら食べただけ太る体質、身内は食べても太らない体質。ゆえに、「痩せ型」といわれる体型。それが自慢で、時々自身がやせていて、着たいと思ったらどんな服でも着られる、サイズに困らないことを鼻にかけていると思われるシーンがある身内でした。
さらに私が何も言えずにいると、
「どうせムリだよね~。学校行ってないんだもん」
と返されることまでわかっていたため、さらに何も言えなくなっていました。
ダイエット自体は、家でもできたかもしれません。学校に行けないことと体型のこととは何の関連もないにも関わらず、「学校に行けない自分はダメな自分だ」とずっと思っていた私には、学校に行っていないあんたが痩せられるわけがない、と言われているような気がして、でも学校に行っていないことは事実で、何も反論ができなかったのです。
そのころからかなりの年月が経過し、今では私やきょうだいにも家族と呼べる存在ができました。最近、帰省したときのこと。
「そういえば○○、今ではきれいに痩せたね」
「あのときの『ポチャこ』じゃなくなったんだね」
両親としては何気なく言ったつもりだったでしょう。
しかし、私としては両親が想像していないぐらい傷つき、ずっと引きずっていたことでした。
私自身もずっと傷だったと気がつかなくて、何気なく言われて思い出したのが、正確なところですが。
ずっと身内から、しかも自分よりも年齢が下の者からからかわれ、嫌な気持ちになり、さらに重ねると、こういったからかいなどは週のうちでも何度もあったのですが、それを知っていたはずの身内の誰もが止めなかったのです。
替え歌を歌うなどして主にからかっていた、きょうだい1。それを見聞きして笑っていた、きょうだい2。知っていたはずなのに「やめなさい」と止めなかった、両親。
どうしてあのとき、止めてくれなかったの。親なら、身内なら、何で守ってくれなかったの。
相手がどうであれ自身がいじめだと感じるなら、それはいじめだと言う人がいます。
さすがにそれは大げさだろうと思い、とりあえず明確にされている定義に沿ってみたところ、一方的に身体的なものはなかったにせよ、心理的には傷つけられ、それを今でも苦痛であると感じていること。
「四層構造」の中に、このときの登場人物がすべて当てはまること。
こういった定義に沿えば、私がいじめを受けていた、と、自己弁護的になりますが、言えるのではないかと思います。
がしかし、定義にもあるように、背景は、内外の文言こそあれど「学校」がベース。家庭の中でのこういった状況は、いじめであると言えるはずなのに、いじめと言えないようです。
参考サイト:
家族内の問題だから、解決は家族内でして。
皆さんはそう思うでしょうか。
しかしその家族内での関係がこのようにいびつな状態で、どうやって家族内で解決すればよかったというのでしょうか。
皆さんには、知ってほしいです。
いじめは、学校や社会などの外の世界のみで起こるものではない。
もっと身近な、家庭内でも起こりうるということを。
PR
プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
14
Webサイト:
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
カテゴリー
最新記事
(11/12)
(11/11)
(11/08)
(11/07)
(11/06)
P R
忍者カウンター