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フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。 Posting of comments like the following will be declined: ・Comments other than Japanese. ・Comments that seems to be in Japanese through translation website.
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体験談2018.4.11

■ 自分の将来 ■

 それならば、どこに進学するのがいいのだろうと悩んでいると、
「定時制高校とかは抵抗あるの?」
と、B所の参加者に尋ねられました。
「定時制高校?」
 高校と名前がつく限り高校なのでしょうが、頭に余計なものがついています。
「夜間高校って言ったらわかるかな。夜間じゃなくて昼間のところもあるけれど、昼間は数が少なくて倍率も高いから、自信がないなら夜間高校とかもいいかもよ?その学校を辞めた子は、結局定時制高校に行っているんだけど、その子が行っている学校は会社勤めしている年上の人もいるし、会社を定年退職して来てる人もいるし、いろんな人がいて楽しいって」
 夜間となると学校が終わると何時なんだろう?と思ったら、行く気になれませんでした。そのころは夜8時に一人で外を出歩くのも怖いぐらいでした。人目が怖いとかではなく、単に夜で怖かっただけです。
「うーん、夜かぁ。怖いしなぁ」
と言うと、
「定時制じゃなくて、通信制っていう方法もあるよ?」
と、他の子が教えてくれました。基本的に自分で勉強するのが大変だけれど、一定の課題と、たまに学校に通うのと、あとはテストがあって、基本的にこの3つをこなすことで単位を取得していく高校だと教えてもらいました。
 定時制高校でもなく専門学校でもなく、今までまったく知らなかった高校のスタイルでした。
 学校に行くことはいやではないので、あまり学校に行かないというのはどうかとも思うけど、夜に外に出る必要がなく、過度な校則にさらされることもないのなら、ひとつ手段かなと思いました。
 結局、通信制高校を選びました。はっきり言ってしまうと、「勉強ができない」自分でも入れる場所なら、という思いがあり、入ったあとでがんばる、という気持ちでした。専門学校でもない定時制高校でもない未知のシステムの学校に、父は「学校に行くことから逃げている」「そんなことで勉強したと言えるのか」と言いましたが、学校にまったく行かないわけではないことを伝えたうえで何とか通しました。
 祖父母には、「高校に行くのに勉強しなくて大丈夫か?」「いとこの○○は1日何時間も勉強して――」と何度も尋ねられましたが、合格したときには大喜びされました。自分としては流れの中で適当に決めた、とも言えるので、何でそんなに大げさに喜ばれるのだろうと、このときは不思議でした。この不思議な気持ちの正体には、後に大学進学を決めたときに、父方の親戚の態度で気づくのですが――。

 高校に入ったら、とにかく勉強がしたいということでした。高校に行けたのだから、大学に進学する目標も閉ざされたわけではありません。自分がなりたい職業への道は消えたと思っていたのに、まだ可能性が残っていました。自分がなりたいと思っていた職業は、いわゆる「頭のいい人がなる」ものだったので、これから死に物狂いで遅れた勉強を取り戻していけば、まだ自分の夢をかなえられるかもしれないぞ、という期待でいっぱいでした。
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プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
14
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
 
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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