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フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。 Posting of comments like the following will be declined: ・Comments other than Japanese. ・Comments that seems to be in Japanese through translation website.
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体験談2018.2.7

■ 学校に行けるようになるなら何でもする・2 ■

 行っていた適応指導教室に、他のスタッフとはちょっとちがうなという人が数人いました。
 後で知ったのですが、週に1度か2度だけ来る、非常勤のスタッフでした。当時は非常勤という言葉の意味を知らなく、この人たちのおかげで覚えた言葉だと言っても過言ではありません。
 このうち2人の人と仲良くなりました。1人は女の人で、病院に勤めていると言っていました。もう1人は男の人で大学の先生だと言っていて、特に後者の人と仲良くなりました。病院に勤めているとか大学の先生だとか言っても、2人ともそんな感じのしない、親戚ではないんだけど友達でもない、なんとも不思議な感じの人でした。2人とも学校の話題を出さずにいてくれたし、一緒に遊んだり他愛もないことにも付き合ってくれたりしたし、よかった思い出が残っています。
 この大学の先生から、ある場所に誘われました。このとき行っていた適応指導教室と区別するために、新しく誘われた場所をB所と書きます。
 B所は自分と同じように学校に行かない人たちの集まりで、スタッフは多くが大学生。今度キャンプがあるんだけど、参加しないか?とのことでした。仲良くしている人からの誘いとはいえ迷いましたが、もしこれで自分が何らか変われるのであれば参加したいと思い、親にも知らせました。参加する前に面談があるのは適応指導教室と同じでしたが、担当した人はスーツを着ているではなく、ジーンズにセーター姿の私服。初めての場所で緊張はしたけれど、何となく楽しそうだということが伝わってきました。
 現在学校に行っていない人だけでなく、かつて行っていなかった人もいて、周りはほとんどが年上だったのですが、まずは2泊3日親元を離れられるということが、どれだけ楽しかったか。家ではできないことを楽しむことができました。特に2日目から最終日にかけての夜更かし。プログラムを見てみても予定が緻密に組まれているわけではなくて隙間だらけ。最終日の朝も出発予定のお昼ごろまでに起きてくれればいいというルーズなもの。
 合宿はときどき、それ以外のときは月に1回集まっているとのこと。どこかに出かけることもあるけれど、集まるだけでのんびり何もせずにいることもある。それだけの場所なのに、これからもB所には参加したいなと思いました。

 初対面の人ばかりの中によく行けたなと、振り返ってみて思います。どうしてB所に参加し続けたいと思ったのかは、このときにはわかりませんでした。
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プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
14
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
 
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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