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フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。 Posting of comments like the following will be declined: ・Comments other than Japanese. ・Comments that seems to be in Japanese through translation website.
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すみれオです。私も、学校に行かなかった経験をもつ人のシンポジウムとか聞いたことがありますが、だいたい司会の方か会場からの質問で、勉強のことについては出てきますね。それだけ、学校に行かないで勉強はどうするの? という関心の高い部分なのかなと思います。
 
私も学校に行かないとなって最初に不安になったのは、勉強のことでした。親は学校に行きづらい時点で割と許容してくれたけれど、自分の中では許すことができなくて、そのひとつに勉強ができないこと、その年齢相応の勉強に遅れることがあったかなと、今では思います。
 
私自身は定時制高校に通いました。定時制高校にもいくつかあって、昼間に高校に行くのと同じように行く昼間定時制高校もあれば、夜間の定時制高校もある。同じ学校の中で昼間と夜間とどちらもあるよという学校もありました。私は夜間定時制に通いました。
 
様々な人がいて、ごちゃまぜな感じが私はよかったと思います。
 
それまで学校って、お料理で言うなら、ひとつの材料でつくるメニュー・・・冷ややっこみたいって思っていて、どんな場所か改めて見に行くつもりで行った高校は、いろんな食材が使われたサラダや煮物みたいって。冷ややっこが悪いわけではなく、それもひとつのメニューとして有りだし、サラダや煮物みたいにいろんな食材が混ざっているメニューだって有りだし、私はこのサラダみたいな感じが好きでした。
 
(実際に食べる場合には、冷ややっこ大好きですよ!)
 
同世代の子たちはほとんど3年での卒業を狙うところ、私はこの雰囲気が好きで、4年間通いました。最初自己紹介で「どう居心地がよかったか説明できない」と書いたみたいですが、このごちゃまぜ感がよかったんですね、たぶん。
 
4年間通ったのはもうひとつ、何となく大学に通ったほうがいいのかな、そのためにはもう少し勉強したほうがいいのかな、と、じっくり取り組みたかったからというのもあります。
 
その割に身についたかどうかと言われると自信はありませんが・・・。でも先生との距離も割と近かったので、わからないところがあれば質問しやすかったし、それにもう一度学びなおそう!と来ている方もいて、その方の熱意といったら! とにかくわからなければ先生を捕まえて一生懸命質問されていたりして、私も負けてられない! みたいな妙な意地が。中身が伴ってはいないかもしれませんが、あのときのいい意味でのライバル心は、よかったなぁと思います。
 
勉強というより、行った学校の話になりましたね(笑)
 
 
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★ 明日と3月8日は、都合によりお休みをいただいております。ブログの投稿もお休みいたします。
 
 
プーさんです。今回のお題設定者です。
学校に行っていなかったあいだのことで、尋ねられたことはありませんか?
 
「大学などに進学されていますが、勉強はどうやってやったんですか?」
 
僕は高校を卒業していません。学歴上は中卒ですが、高卒認定試験を受けて合格したため、大学などの受験資格はあります。学校に行かないあいだの勉強といえば、これかなぁ。
 
僕は少しずつ分けて受験をし、高校3年生と同じ年齢までに規定科目数合格した感じです。高校1年の年齢で規定数全部合格しちゃって、でも大学受験は高3年齢までできないので、この猶予のある期間で勉強した、という人もいるかもしれません。
試験自体は、100点中半分ぐらいできていればほぼ合格と言われていたけど、僕は不安で不安でだったので、過去問を何度も繰り返し解いたぐらいです。途中で問題と答えをセットで覚えてしまい、これじゃダメじゃん! と、似たような問題を探して解いてみたり。
出題自体はマークシートなので、迷ったときはとりあえずこれ! と思って適当に答えてあたっていた、という問題もあったはず(怖くて、自己採点できなかったんです)。
 
なので、高卒認定試験は合格していますが、学力については少々自信はありません。
 
でも僕は、自信がないのならそれでもいいと思います。習うことすべて今の生活の中に必要かなと思う部分もあるし、習っていたらそれはそれで複雑なことが簡単にできたり、話題についていけるとかもあると思うし、知識としてあったほうが豊かであったり楽しかったりはするとは思います。他、仕事上どうしても必要な、とか。
 
その点僕の親は堂々としていたので、一応高卒認定試験の受験にあたって教えてくれる人はいたんですが、自分で勉強を進めていてわからないところがあったら、「習っても日ごろあまり使わないことって覚えてないや」と、苦笑いで自分の否(というのかな?)を認めたうえで、教えてくれる人に聞いてね、と言う親でした。だから逆に、それでも生きてはいけるのかなと安心できた、というのもあるんですけどね。
 
お二方の勉強についてのエピソード、お待ちしてます。
プーさんです。
 
同じ「いけないこと」でも、そのいけないことを受け入れてもらえていたのと、させてもらえなかったの、どちらの方向からも声が聞けて、僕もおおっ、って思いました。
 
代表、家出って(笑) 思いきりましたね。でも僕、講演か何かで聞いたことがあるのだけど、
 
「家出は、周囲にとって困った行動でも、家出する子にとっては本当にその空間がつらくて、どうにかつらい中から逃げようとする行動でもある。その意味では、『なぜこの子は家出をするのだろう?』と、子どもの行動から深堀りして考える必要があるのに、(家出を繰り返す)その子が相談員などから約束させられたのは、『家には必ず帰りましょう』だった。もちろんこの子は、その後も家出を繰り返します。その子にとっては、家が居づらい場所だと訴えても耳を傾けてもらえなかったんです」
 
というような内容だったかな。だから代表がした家出も、すみれオさんが言われてきた「何か理由のある行動」だったんだろうなと考えたら、もちろんほっとけ!というのとは違うけど、合点がいく行動と受け取れるかな、と。
 
あ、僕のいけないこと!
 
僕も、親には割となんでも話せたと思うので、そんなになかったと思いたいですが、一応、世間の男性なら通るよね? 壁を殴るぐらいはしました。僕の場合はただ殴るのではなく、そこに嫌なやつの名前を書いた紙を貼って、それめがけて拳をドン!と。紙が一発で破けるほど気分爽快! 学校に行かなかったあいだのほうが、頻度が多かった気がします。
 
でも、このぐらいかなぁ・・・。夜更かしもしたけれど、「まだ起きてる? 早く寝なさいね」ぐらいで、特にひどく注意される訳ではなかったし。ちなみに僕にとっては、外で新聞配達のバイクの音がしたら、そろそろ寝る合図でした。
 
さて、次は僕がテーマ設定ですね。どんなテーマにしようかな?
 
私も、お二人の助かったものについて、どちらも人だったけれど、同じ人でも親御さんであったり、きょうだいであったり、ちょっと離れた親戚?であったり。それぞれの「よい関係」の人が見えてきて、ほほう! って思いました。
 
 で、今回は「学校に行かなかったあいだ」限定の、いけないことね。
 
 私もすみれオ同様、「いけないこと」と認識しているようなことはあまりしていないはず・・・、いや、してるわ。家出したことがある。未遂だったけど。
 
 このときは、もう本当に学校に行きたくなくてどうしようもなかったとき。よい成績を求められ、何に関してもがんばることを要求され、それに答えようとする「いい子」だった私の、精一杯の抵抗でした。死ぬってことは考えられなくて実はちょっとよぎったけれど、(そこまでの勇気がなかったのが幸い)、どこかに行けば何かが変わるかもしれない。そうだ、祖父のところへ行こう。確かあの駅まで行って、あの線に乗って、とりあえずおじいちゃんの家の電話番号は控えておいて、と、中学生なりに一生懸命考えたなぁ。
 
 ただその後が、我が家では地獄だったかな。すみれオと同じように「いけないと思うようなことはしていない」と言うよりも、「いけないこと」をさせてもらえなかった。朝起きて夜には寝る規則正しい生活を求められたり、部屋で何をしているかわかるように、ドアを開けっ放しにしておけって言われたり。そして実際閉めてもわざわざ開けられたりね。
 
 そんな中で、家出以外に私の「いけないこと」。深夜ラジオを聞くことでした。オールナイトニッポンとか。あれ、深夜1時からの2時間番組なのだけど、長くても1時間ぐらいで挫折してました。このぐらいよ、「いけないこと」って。
 
 そこから時を経て初めて親元を離れたとき、「そうか、夜更かしだってできるんだ!」「監視している人もいないんだ!」っていう開放感が何よりうれしかったもの。冗談抜き、本当に文字通り、そのぐらい「いい子」でした。
 
 あの深夜の、周りが何も動いていない感じが、本当によかったな。日中だと周りは必ず動いているから、それであせったりもしていたから。
 
 さて、プーさん。プーさんは、どんないけないことがある??
 
みなさんこんにちは、すみれオです。

代表、プーさんの助かったものを見ていて、人に助けられたということが共通していましたね。代表の流れでそのまま人で!って私は誘導された部分があるんですが、私からも、学校に行かなかったあいだシリーズで行きたいと思います。

ズバリ、「学校に行かなかったあいだのいけないこと」

以前、人生最大のいけないことだったかな、そんなテーマ設定はあったかもしれませんが、今回は学校に行かなかったあいだ限定です!

かく言う私、実はそんなに「いけないこと」と思っていることってないんです。いけないと自分では思っても、親は許してくれていた、というか。

前にも書いたとおり、私の場合は兄という先行事例があるので、それに比べたらずいぶんおとなしかったり、両親、周囲の割り切り方もちがったみたいで。夜中なのか朝なのかわからないような時間まで起きていて、お昼近くまで寝ていたとかもしていました。たぶん兄のときは親も昼夜逆転について悩んだりしたのでしょうが、私の時にはなぜか、「将来夜勤があっても大丈夫だな」なんてポジティブシンキング。
だからですね、兄からは「お前はズルい」って言われちゃうの。私は、「えっ、こんなに悪いことしてるのに、いいの?」という気もちでしたが、兄で学んだ両親は、「その行動には必ず意味や私にしかわからない理由がある」と信じて疑わなかったらしくて、だから警察につかまるなどでない限り、だいたいの「悪いこと」は許されていた感じです。

他のお二人は、どんな「いけないこと」をしていましたか?
  
プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
14
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
 
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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