忍者ブログ
フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。 Posting of comments like the following will be declined: ・Comments other than Japanese. ・Comments that seems to be in Japanese through translation website.
[1240]  [1239]  [1238]  [1237]  [1236]  [1235]  [1234]  [1233]  [1232

 夏休み明けにお知らせしたいこと、これで最後です!! 
 ・・・と打って、あ、まだあった! もう、次から次に見つかります。そ~んなに急ぎではないご報告なので、こちらは9月に入ってからでもいいか・・・。
 
 その意味では、こちらも「9月に入ってからでもいっか」なのですが、できるだけ早くお知らせしたく、先に投稿します!!
 
  
 フリースクール「ラヴニール」、新しくプログラムを始めます。
  
 
 その趣旨は、「こどもの権利条約を学ぼう」
 や~っと形にすることができそうです!!
 
 ケンリ? 何それ、おいしいの? という状態の皆さん! 「権利」は誰にでもあるもの。それは「生きるために、その人らしくあるために」必要なもの。
 こどもの、とあるとおり、学んでいくのは「こども」がもっている権利について学んでいこうというものだけど、これはみんなでぜひ取り組んでいきたい。その理由としては、
 
・ 今こどもと言われている人たちには、「自分はこんなことを考えたり、意見を言ったりしていいんだ」ということを知ってほしい。

・ かつてこどもと言われた人たちには、こどもであっても誰であっても、意見を言ったりする権利があることを知ってほしい。
 
ということ。
 
 かつて子どもだった人。今こどもの人でも。こんなことを言われたことはないでしょうか?
 自分がおかしいな、どうしてだろう? と思うことを大人に尋ねたら、
「そんなことを言うなんておかしいよ」
「生意気なことを言いやがって」
と、自分が思うことを聞いてすらもらえなかったこと。
 
 そのとき、どういう気もちになる(なった)でしょうか?
 
 とあるこどもの権利条約についての大会に私(中の人)が参加したときのこと。こどもの権利条約の取り組みについて報告を聞く中で、参加した私は、とても不思議な気もちになったできごとがありました。
 
「子どもの権利条約の意見表明権を『使って』」(以下、〇〇について先生に相談してみた、などと続きます)
 
 え、意見言うのに、わざわざこういう言い方をしなきゃいけないのは、なぜ!?
 
 意見を言うのは誰だってできることなのに、それをわざわざ「意見表明権を使う」という言い方をしたことに、驚きました。それだけ、こどもと呼ばれる人であっても、その物事に対して真剣に考え、真剣におかしいという気もちをもち、その気もちを知ってほしいよということを真剣に投げているんだということ。
 大人も、こどもがわざわざ「意見表明権を使う」という言い方をするぐらい真剣に思っていることを、「そんなことを言うなんておかしい」「生意気なことを言いやがって」ではなく、一緒に真剣に受け止めていく必要があるのではないかということ(すべて呑み込めとは言いません。ニュアンス難しいですが、)。
 
 中の人が別の大会(というか、報告会)に参加したときのこと。こどもたちが「こんなことはおかしい!」「こんなふうになったらいいな」を自由に紙に書き出していました。
 それを見て、思わず涙が。
 こんなに意見を自由に言えるなんて、なんて素晴らしいんだろう! って。
 
 かつて意見を聞いてもらえなくてなんで? と思った自分の経験。
 大人になってからも、こどもが「うるさい、黙れ!」の一言で意見を言えなくされていた場に出くわしたこと・・・。そうじゃない、こんなに自由に意見を言っていいんだよね? と、再確認できたこと。
 
 それまでも私は「こどもの権利条約」に興味があるよ、と言い続けてきたのですが、未だに「コドモノケンリジョウヤク」のままです。その内容までしっかり把握していないという意味でとらえてください。
 
 ・・・いつまでこう言ってんだ。
 
 いい加減この状況から脱しなきゃ! という思いと、何より一人でも多くの人に、こどもの権利条約を知ってもらいたい! 「こどもの」とあるけれど、学ぶべきはこどもじゃなくこの世に命ある全員だと思う! 
 
 ・・・ああ、長くなりました。まあ、このような思いから、新しく学びを始めるよ! という次第です。
 
 学ぶったって、授業や講義形式じゃつまんないしなぁ・・・。うん、それ、私もつまらないです。つまらないのなら、おもしろくしちゃえばいいんです! ということで、
 
「こどもの権利条約すごろく」
 
を使って楽しく遊びながら! 学んでいきます。
 
 もちろん普段でも使っていただいて構いませんが、「こどもの権利条約を学ぶ日」には、このすごろくを使っていきますので、楽しみにしていてくださいね♪(すごろく自体はフリースクール「ラヴニール」にありますので、特に何かご用意いただくということはありません)
 
 すごろくの中には、大人にとってはイタタタ・・・なものがたくさんあります。できるだけ相手のことを受け入れたいと思っても、そうとも言えないときだってあると思います。こどもにはこどもの、大人には大人の立場があるということ、それをでは、どうやっていったらお互いによりよい関係でいるかということ(相手を尊重しあうということ)は、フリースクール「ラヴニール」が目指す姿のうちの「経歴・経験などに関係なくひとりの人として尊重される場をつくる」を達成しうるものだと期待を込めて。
 
 10月の上旬スタートです!! また日が近くなったらお知らせしますね。
 
 

PR
プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
15
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
 
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
P R
忍者カウンター
Copyright © ラヴニールブログ「未来堂」 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]