フリースクール「ラヴニール」で取り組んでいる「記録を楽しむプログラム」。毎月末の振り返りでは「目標はどのぐらいできたか」を、だいたいこのぐらい、で振り返ります。
理想は100％、10割で最終的にはここを目指そうということになるんですが、90％、75％、５割ぐらいでも構いません。
「あ～、今月は100％達成できなかったな～。じゃあ、どうしていったら100％達成できるんだろう？」
と思えたらいいのですが、昔の私もそうで「100％じゃなければ０も同じ」という考えが根底にあると、100％じゃなきゃ！　ってこだわりになってしまいます。
　
テストなどもそうで、100点とれなきゃ意味がない。って言う人が、時々いたり。
(これに関しても、私もそうでした)　
　
資格の勉強をする中で、「評価」についての項目を読んだとき。
　
個々人の日々、月ごと、年ごとの目標設定や記録をもとに、どのぐらい達成できたか？　理解度は？　などをはかるもの。例としてテスト(など)があげられる。
　
とありました。
苦手な科目でテストの点が50点だったとすると、それは「今の自分の理解度が50点分」ということ。
これはテストを受けた側にとっての理解度をおしはかるものでもあるけれど、テストを実施した側の「自分が教えたことがどのぐらい身についているか」という判断要素にもなるということ。
　
とあり、「100点を取るためのもの」や「よい成績を取るためのもの」とは記載されていません。

よく考えたら当然のことなのかもしれませんが、私には衝撃で、「あ～っ、そういうこと！」と思わず口にしてしまったぐらいです。
以降、100％、つまり物事に全力で取り組むけれど、それは必ずしも100である必要はある？と考えて狙う必要がないものについては100を目指さなくてもいいかと思ったり、白と黒のあいだのグレーだって、白が多いのと黒が多いの、どちらもきれいだと思ったり(これは単に色の好みですね(笑))。　
　
振り返りをしたときに、100％でない自分、０に近い振り返りになったときに、「ああ、今月もダメだったなぁ」と思ったなら、自分は０か100、シロかクロにこだわっているんだなぁという気づきにつながります。
　
じゃあ、いずれ100％を目指すのが理想だとして、できないことはどうするの？

・・・うん。どうしよう？
ということで、「できていないことにも目を向ける」ということにも、取り組み始めました。ここにはもちろんこれ！という解決策なんてないです。各々で「こうしよう！」というのを導き出していく感じだし、導き出せないこともたくさんあります。
ここでも「導き出さなきゃいけない(結論を出さなきゃいけない)」わけではなく、答えまで向かって行く過程を楽しんでいく感じです。
　
この夏こそ！記録を楽しんでいってみませんか？？