フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。
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「いい? 本当はこんなこと言いたくないの。だけど、あなたたちのために言っているの。忘れ物が多いってどういうこと? 早く話し合いをしなさいよ、どうしたらいいか、自分たちで考えなさいよ、クラス長」
「話し合っているうちに、今日やりたかった内容ができなくなったじゃない。あなたたちのせいよ。忘れるって、どういう字を書くと思う? 『心を亡くす』。心のないあなたたちのために、こんなに時間を使ってあげたんだから」
少しフェイクを入れていますが、小学校のころの一場面です。その日はたまたま忘れ物が多く、このことが担任の先生の怒りをかったようでした。考えようによってはパワハラでしょ! と思うかもしれない一場面。これが、年に2、3度ほどあったでしょうか。
自分たちでどうしたらいいかと考えろと言ってるのに、これって「話し合いをしなさい」って空気を感じて動いているよなぁ、自分たちで考えるんじゃなくて仕方なく動いているよなぁ。
話し合いをしろって言ったのは先生で、なのに私たちのせいにされるのか。
心を亡くす。うん・・・
今だからこそこう思えますが、当時の私は「ものすごくマジメ」でした。だから忘れ物をしないようにと確認をし、それでも忘れたときには本当にこの世の終わりだ! みたいに感じました(今でも、そのときの光景が夢に出てくるぐらいです)。
そういえばこのときのクラスに、長いこと休んでいる子がいました。持病があって以前にも1ヶ月ぐらい休んだことはあったけど、その年は半年ぐらいに及んでいました。ずっと「それだけ治すの大変なんだろうな」と思っていたけれど、今思えば、学校に来づらかったのかもしれません。
私も、あんな雰囲気の中で、よく学校に行けていたな・・・(当時は「何が何でも、這ってでも学校に行かなきゃ。学校に行けないのは病気です!」と思っていたぐらい、マジメ(2回目)でした)。
似たようなことは、家の中でもありました。
「○○先生(各年代の担任の先生)もよく言ってるから、『もっと協調性があるといいですね』って」
「みんなと同じことができないのが、おかしいんじゃない。だから直しなさいって言っているの」
今なら、本当にその当時の担任が揃いも揃って同じことを言っていたのかとか、家の外ではみんなに合わせた行動をしていても、それでもおかしいって言うのは、家の外での姿を知らないからでしょ? とか言えるのですが、当時の私は本当に絵に描いたようにマジメ(3回目)だったので、本当にみんながそう言っているんだと思っていました。
日本の子どもは、自己肯定感が低い。そらそうでしょ、と思います。
こんな感じで、「あなたたちのせいで」「あなたがおかしい」なんて言われ続けていたら、相手の顔色を伺いながら動くしかできなかったら、どんどん自分を否定する方向へ追い詰めていく。
もうずいぶんと昔の話なので、このような場面はないと信じたいですが、「あなた(たち)のためを思って言ってるの」は、時には言っている人のただの自己満足で終わってしまう、よかれと思っていることが相手を追い詰めることになる・・・「よかれの追い詰め」になる。
相手に何か言うときは、このことに気をつけて言いたいなと思います(一人の母親として、自戒を込めています・・・)
「話し合っているうちに、今日やりたかった内容ができなくなったじゃない。あなたたちのせいよ。忘れるって、どういう字を書くと思う? 『心を亡くす』。心のないあなたたちのために、こんなに時間を使ってあげたんだから」
少しフェイクを入れていますが、小学校のころの一場面です。その日はたまたま忘れ物が多く、このことが担任の先生の怒りをかったようでした。考えようによってはパワハラでしょ! と思うかもしれない一場面。これが、年に2、3度ほどあったでしょうか。
自分たちでどうしたらいいかと考えろと言ってるのに、これって「話し合いをしなさい」って空気を感じて動いているよなぁ、自分たちで考えるんじゃなくて仕方なく動いているよなぁ。
話し合いをしろって言ったのは先生で、なのに私たちのせいにされるのか。
心を亡くす。うん・・・
今だからこそこう思えますが、当時の私は「ものすごくマジメ」でした。だから忘れ物をしないようにと確認をし、それでも忘れたときには本当にこの世の終わりだ! みたいに感じました(今でも、そのときの光景が夢に出てくるぐらいです)。
そういえばこのときのクラスに、長いこと休んでいる子がいました。持病があって以前にも1ヶ月ぐらい休んだことはあったけど、その年は半年ぐらいに及んでいました。ずっと「それだけ治すの大変なんだろうな」と思っていたけれど、今思えば、学校に来づらかったのかもしれません。
私も、あんな雰囲気の中で、よく学校に行けていたな・・・(当時は「何が何でも、這ってでも学校に行かなきゃ。学校に行けないのは病気です!」と思っていたぐらい、マジメ(2回目)でした)。
似たようなことは、家の中でもありました。
「○○先生(各年代の担任の先生)もよく言ってるから、『もっと協調性があるといいですね』って」
「みんなと同じことができないのが、おかしいんじゃない。だから直しなさいって言っているの」
今なら、本当にその当時の担任が揃いも揃って同じことを言っていたのかとか、家の外ではみんなに合わせた行動をしていても、それでもおかしいって言うのは、家の外での姿を知らないからでしょ? とか言えるのですが、当時の私は本当に絵に描いたようにマジメ(3回目)だったので、本当にみんながそう言っているんだと思っていました。
日本の子どもは、自己肯定感が低い。そらそうでしょ、と思います。
こんな感じで、「あなたたちのせいで」「あなたがおかしい」なんて言われ続けていたら、相手の顔色を伺いながら動くしかできなかったら、どんどん自分を否定する方向へ追い詰めていく。
もうずいぶんと昔の話なので、このような場面はないと信じたいですが、「あなた(たち)のためを思って言ってるの」は、時には言っている人のただの自己満足で終わってしまう、よかれと思っていることが相手を追い詰めることになる・・・「よかれの追い詰め」になる。
相手に何か言うときは、このことに気をつけて言いたいなと思います(一人の母親として、自戒を込めています・・・)
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プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
14
Webサイト:
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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