トランプの神経衰弱をしていたときのこと。
そのときは個人戦ではなく、２対２のチーム戦。先攻のAさんが２枚をめくり、後攻のＡさんが２枚、先攻のＢさんが２枚・・・、というふうにしていき、同じチーム同士なら教えあってもいい、というルールのもと、やろうとしました。

Mちゃんが、そこでひとこと。

「うち、カードとか覚えられへん・・・」

すかさず、Yちゃんが。

「ここは、その辺ふんわりしているから、大丈夫やで」



「もう！　○○のせいで負けた！」

「だから○○とは組みたくなかったんだよね～」

こんな相手を責めるような言葉、ラヴニールでは聞かれない。
Yちゃんの「ふんわり」っていうのが「もし負けても責められることはないよ」という意味なのだとしたら、それを、（ラヴニールの中では）先輩のYちゃんが、後から入ってきたMちゃんに教える・・・。先に来ていた分だけ様子を知っていたMちゃんだからこそできたこと・・・。

ラヴニールがこんな場所だということを、後から入ってきた子が教わり、次にこの子が先輩になったら、後から入ってきた子に受け継いでいき・・・。子ども同士がこうして伝えていく空気感を、大切にしていきたい。

ふと、そう思った一場面でした。