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フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。 Posting of comments like the following will be declined: ・Comments other than Japanese. ・Comments that seems to be in Japanese through translation website.
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 先日、
「勉強嫌いや。全然覚わらん」
と言っている子が。うん、わかる。社会とか英語とか、たくさん覚えなあかんこと、あるもんな。算数・数学だって、計算ができても、その公式とか計算方法とか解き方のヒントとかを覚えないと、計算という行為までたどり着けないもんな。英語の文法もそうか。
 
 この子、とあるゲームが好きで、そのゲームなら全種類やったことがあるとのこと。
 このゲームに出てくるキャラクターというかが、とにかく多い。シリーズが追加される度にキャラクターはどんどん増えていく。私も一応全部ではないけれどやったことがあるので、少しはわかる。わかるけど、「あ~、そういえば!」で、忘れているものも結構多い。
 
 のに、その子がすごいところは、キャラクターを尋ねたら、全部言えること! さらに、そのキャラクターの「特性」まで!(本当は特性ではないのですが、ちょっとぼかしています) この特性、キャラによっては2つもっているものもいて、1つであろうと2つであろうと、正確に覚えていて。
 
「すごいなぁ、そのゲーム、本当に好きなんだ。キャラクターも特性も、全部覚えてるんだね!」
 
 ふと、ある本のこんな一文。借りて読んだものだし、もうずいぶんと昔なので、確かこんなような内容。
 
 とあるゲームの町の名前、職業、武器、呪文、敵の名前などを全部数えたら、小学校(だったと思います)で学習しなければいけないことの内容よりも、数が多い。
 
 ん? と今では思うけれど、だって漢字だけでも1026あるらしいので、さすがにゲームで1026も出てきたかな? と疑問符がつくところ。なのでここで言う「学習しなければいけないこと」は、1単元ごとかも。
 この基準があいまいな点はあるとしても、ゲームの内容のほうが習うことよりも覚えることが多いっておもしろいなと思う。
  
 習うことのほうが数が少ないのなら、じゃあ、なぜ覚えられないんだろう?
 
 答えは出ている気がする。なので私の場合、勉強とは「いかに『楽しく』学ぶか」になっている。
 
 
 私の子どもの話なのだけど。
 野球が大好きなので、よくテレビ中継を見てる上の子。選手のお名前から漢字が読めるようになった。でも、「お名前から」というところがミソで、ときどきこんな間違いもする。
 以下、選手のお名前は敬称を省いています。漢字が少ないのが、子どものセリフです。
 
「木って、『きの』ってよむんだよ」
「きの? きのとは読まないけど・・・。だってほら、『木浪聖也』の『き』だよ?」
「ホントだ! でも、『きの』ってよむもん!」

 あっ、「木下拓哉(きのしたたくや)」か! だからといって、その発想はなかった!!
 (「お名前や場所の名前の時だけの特別な読み方もあるんだよ」と説明済み)
 
「おかーさん、『くれちゃ』って、なに?」
「??? くれちゃ??」
「だってほら、これ」
 
 指さしたのは、「紅茶のティーバッグ」。あっ、「紅林弘太郎(くればやしこうたろう)」!
 
 他、漢字はその1文字につき1つの音とは限らない、と学習する前には、

「山まもと」

と、山の字は覚えているのだけど、山の1文字で「やま」と読むとまでは理解できていなかったようで。
 
 でも、好きなことからの吸収力は本当にすごくて、すぐにこのあたりの誤解・誤認識は解消。今は、「ひらがなをただしくかく」のが、好きなよう。今までは見よう見まねだったり、むずかしいひらがなはカタカナに置き換えるなどしていたのが、いつの間にか「ひらがなだけで」自分の名前やその他を書けるように。
 
 このあたりでも、「好きだと吸収が早いな」と感じる。
 先取って勉強するのもいいけど、基本も大切にね♪
 
 「好きなことはどんどん覚えられる」って、本当だなと痛感中。勉強を楽しいものにするには、その過程でどういうふうにアプローチしていったらいいだろう? 
 
 
 
 




 
 

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プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
14
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
 
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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