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フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。 Posting of comments like the following will be declined: ・Comments other than Japanese. ・Comments that seems to be in Japanese through translation website.
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 何となく、この時期になると雨のことを話題にしているような気がするのですが、それもそのはず、私にとって9月11日(明日ですね)は、人生で初めて「災害の大変さを身をもって知った」日だからです。
 
 恐らくこれも何度も言ってますが・・・。
 その日用があって、いつもよりも学校に遅くまでいた私。雨が強く降っていて、雨が弱まったら外に出ようと思って待っていました。けれども雨は収まる気配がなく、これ以上遅くなるのもなと思って思いきって外に出て、傘をさしてもびしょ濡れ状態で駅まで歩いて10分ぐらい。学校が坂道の途中にあったので、同じ道路に出るにも場所によっては階段を設置しなければいけないぐらいの高低差があったんですが、その階段を、バシャンバシャンと音を立てて流れてくる雨水。その雨水はさらに坂道を下に下にと流れていくので、坂道の下ではくるぶしぐらいまで水に浸かるぐらいになっていました。ここにくるまでにすでに靴・靴下ともグシュグシュいうぐらいに濡れていたので、仕方なくくるぶしまで水に浸かって抜けたのを覚えています。
 
 駅につくと目についたのは、近隣路線の運行状況。私が向かう方向にも影響がある路線だったので、私が普段利用する駅よりも手前の駅でおりてタクシーで帰ろうと決めました。
 駅で電車を待つも、あれ? いつもの運行間隔より長い時間待たされている気がする。そう思いながらもしばらく待つと、いつもとちがう駅のアナウンス。すると、この先の駅が冠水しているため、動けるかわからない、と。
 
 電車はどうにか動き、いつもとはちがう駅で降りると、タクシーを待つ長蛇の列。バスターミナルの外側のタクシー乗り場で上には屋根があるのに、その屋根は何の意味もなさないぐらい、服はスカートはもちろん、上着までびしょ濡れ(カバンだけどうにか守り抜きました)。1時間ぐらい待ってようやくタクシーに乗り込むことができ、帰宅できました。
 
 これが、後に「東海豪雨」として語られる災害の真っただ中のお話し。今まであまり具体的にどこ、とは言わなかったかもしれませんが、このページの「名古屋市営地下鉄」の「鶴舞線は」から始まる部分のできごとの真っただ中でした。駅で聞いたアナウンス「この先の駅が冠水している」は、リンク先にあるとおり、塩釜口駅のことです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E8%B1%AA%E9%9B%A8
 
 こんなふうに例えては不謹慎かと思いますが、千と千尋の神隠しで水の上を列車が走っていくシーン。他だとONE PIECEの海列車みたいな、ああいう感じで水に浸かった線路の上を電車が通るという・・・、恐らくかなり危ない状況だったのではないかと。

 同じページ内、野並地区での経過を見ると比較的詳細に時刻が書いてあったので、私が諦めて外に出たころには、もう床上浸水が出始めていたころ。本当に間一髪だったようです。
 
 私の友人や先輩でも、実際に被災した人がいます。もうあの災害からずいぶん経ち、あの年に生まれた人がもう成人しているんだと思うと不思議な気もちになります。それだけ、「知らない人」も増えてきているんだろうなと思わずにはいられません。
 
 あのころは今のように携帯電話で簡単に検索なんてできなかったころだし、まだ、ゲリラ豪雨や線状降水帯といった言葉は耳にしなかったころ。そして「悪条件が重なれば」どこで何が起こってもおかしくないんだと痛感した災害。
 備えておいて「なぁんだ、大したことなかったね」って油断するのではなく笑えるぐらいがちょうどいい。
 
 フリースクール「ラヴニール」でも、この先いつ起こるかもしれない災害に、できるだけの備えと対策をしてまいります。
 
 
 
■ ひとまず前提として ■
 
 大阪市の小中学校が休校・授業打ち切りになる対象の警報は暴風警報のみですが、フリースクール「ラヴニール」では、暴風警報に加え、大雨警報が発令されたときも、その日の活動に変更が生じます。
 
 また、もしフリースクール「ラヴニール」にいるあいだに何らかの避難が必要になった場合、周囲の状況も見て避難できそうであれば、フリースクール「ラヴニール」所在地の避難先である阿倍野中学校に避難します。
 ただし水害(浸水想定)時のみ、その隣の桃山学院中学・高校へ避難します(桃山学院中学・高校のほうが建物の高さが高いので)。
 
 



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プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
15
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
 
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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