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フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。 Posting of comments like the following will be declined: ・Comments other than Japanese. ・Comments that seems to be in Japanese through translation website.
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 Children are people.
 2011年2月に開催された、第3回日本フリースクール大会(JDEC)にて、パット・モンゴメリーさんの発言の中の一節。通訳がついてはいたけれど、この一文は通訳を介さなくても聞き取れた。
  
パット・モンゴメリー
 どんな学びの場でも大事にしている6つのことがある、とお話しされた中の一番目が冒頭の、Children are people. だった。この文をパットさんは2回言ったことを覚えている。
 私は、それだけ大事にしていることだから、2回言う(強調する)よ、と受け止めた。
 6つのうちの一番目、という点からも、それだけ大事なんだろう、と。と同時に、私が過去に働いていた場所のことを、ちょっと思い出したりもして。
 「当事者から学ぶ」というのは、あくまで自分の感覚になってしまうけれども、なんとなく感じていて。学校に行けない・行かないということに対して家族内でさえ誤解があったし、外部で言われていることに「そうじゃないのに!」と思ったこともあるし、結果たどり着いた答えが、「その立場でないとわからないんだ!」ということだった。
  
 前回のこととも重なるけれど、推測でならいくらでも語ることができる。じゃあ実際はどうなの? は、実際に体験した立場や、その中に身を置いている人でないとわからないんだ、と。
 
 であれば、今の子ども事情は、大人が見た子どもではなく、「子ども自身から」教えてもらうのがスジじゃないか。
 
 そう思ったら、相手が子どもと呼ばれる人でも、こちらが学ぶことはたくさんある。子どもか大人かって、単に生きた年数・経験の数の違いじゃないか。であるなら、同じ人であることには変わりないじゃん! と。
 よぉし、子どもからたくさん学ぶんだ! と意気込んで、子どもと関わるある場で働いてみたら、子どもを思いきり威圧するような場で、かえって私がしんどくなり。
 
 「私の感覚はちがったんだろうか」と、揺らいでいたときに、別の子どもと関わる場で働き、今度は子どものことを一人の人として本当に大切にしようとしている場で、今度は「私が思っていることはたぶん間違っていなかった」と、小さな自信になり。
 その後、パットさんの冒頭の言葉を耳にして、確信に変わり。
 今、言ったことが日常的にできているかというと、そこは大いに自信のないところだけど(汗)、相手がどの立場であれ、一人の人として接するということは、これからも大切にしていきたい(できていなかったら、ぜひ教えてください!!)
 
 
 ・・・と思っていたら。
 こんな記事があって、う~ん、なんとも。いつの時代の話?
 
「バカヤロー」放課後児童クラブ責任者、威圧発言繰り返す 豊田 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20211105/k00/00m/040/142000c 
 
 この人に、パットさんの言葉を伝えられるなら、どう響くんだろうか・・・
 そしてこの記事を見て、「子どもの権利条約」について考えてみたい、と、改めて考えた。
 
 ずっと、○○してみたい、で終わってるな、子どもの権利条約。何となくこういうもの、という程度ならわかるけれど、今こそしっかりやってね、というお達しなのかもしれない。
 
 
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プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
14
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
 
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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