フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。
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立場上、学校という場所には何か所かお邪魔したことがあるんですが、とある学校はその日が学校開放日で、授業参観もあわせて設定されていたようです。保護者の方らしい名札を下げた方をたくさん見かけました。
ちょうど休み時間だったようで、教室の外にいる保護者らしき方に一生懸命話しかけている子ども。親御さんなのかな? かと思えば、教室内でおもちゃで遊んでいる何人かの子。低学年だと男女混ざって遊んでいたりして、まだまだ「かわいい」という形容詞が似合うなぁと・・・、いや、そんなこと言ったら怒られちゃうか? とか考えながら、眺めていました。
ふと、どうやら親子らしい会話が耳に飛び込んできました。
「どうする? このまま、給食食べてくる?」
おや? と思って、私は視線はそのまま、耳は会話に向けていました。
「〇〇(おそらくそのお子さんの名前)がどうしたい?」
「先生も、〇〇さんがどうするか、知りたいな」
いるのは、お子さんと保護者の方と、先生かな。これだけの会話から、まだ他にもいろいろ考えられるのかもしれないのに、つい職業病というかで、「このお子さん、学校に行きにくい感じのところ、今日は頑張ったのかな」と想像しつつ、視線は動かさずにいました。
「〇〇がもう帰りたいんなら、それでもいいし」
「うん、最後までいたいよって言うんなら、先生もそれで応援するよ!」
ちょい待てよ?
えっと、この場に先生もいるんだよな・・・。この会話の中に、子どもは登場しない。
ということはだよ? 私の先入観だけど・・・。おそらく保護者の方としては「どうしたい?」って尋ねているつもりなのだろう。その場にいる先生も、「言っていることとしては」その子に判断をゆだねているよ、というつもりなのだろう。
さて、子どもはどうだろう?
学校という場所で、よく聞いていると、先生は「学校にいてくれたらいいな」を推奨していると取れる感じ。どうするか知りたいと言いつつ、「最後までいたいよって言うのなら」って、子どもの答えを誘導しようとしていない? それが先生の本音ですよね?
この状況で、子どもは自分の本音を言えるのだろうか・・・。
あまり遅くなるとフリースクール「ラヴニール」のオープンに差し障ると思い、途中で切り上げて帰ってきてしまったけれど、この子どうなったんだろうとものすごく気になって気になって。
私への自戒を込めてになりますが、口にする言葉と、その態度とが裏腹になっていませんか?
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プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
14
Webサイト:
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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