フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。
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ある小説を読んでいたら、
「また本読んでる~」
と言われました。
本を読むのって好きで、月に1、2冊買うか、読むかしています。正確には本を読むというより「小説を読む」のが好きで、どうして好きなのかと尋ねられたときに、
「紙と活字の平面から、描かれる背景とか職業とか年齢とかから、いろんなものを想像するのが好き」
と答えています。
たとえば、その本に「駅からさほど遠くない場所にあるワンルームマンションの3階のベランダに立つと、ビルの隙間から夕日を眺めることができる」とあったとしたら、
駅からさほど遠くないのだから、徒歩10分以内ぐらいかな。
ワンルームマンションのベランダだから、あまり大きなベランダではなさそう。
マンション外壁の色ってどんな感じだろう。レンガ調? 色は?
3階なのにビルの隙間なんだから、同時に高いビル群を眺めることができるか、もしくは近い場所にビル群があるんだろうな。
(この文からは自分の家か知人の家か、それとも?と読み取れますが)ワンルームマンションということは、一人暮らしかな。何か仕事をしている人? 学生? それとも?
などなど。もちろんもっと想像できることだってあるだろうし、別の文を読むことでここで想像を膨らませたことが実はちがった(あっていた)ということも出てくるし、想像を膨らませることが大好きなんだなあと。
他にも、「離れて暮らす親から電話がかかってきて、取らずにいると伝言が残っていた。お盆や年末年始ではないというのに、たまには帰ってこいと言う。私は仕事先を出ると、真っ先に姉に電話をした」という文があったとして、
離れているってどのぐらい離れているんだろう。
長い休みじゃない時期だけど帰ってこいって、どういう気もちでこの人の親は電話をしたのかな。
伝言が残っているのに親にかけなおすのではなく、姉にかけているのはどうして?
この人にとって親との、姉との関係はいいのかな? 帰ってこいという伝言に、この人はどういう気もちなんだろう?
と、気もちも想像したり。やっぱり繰り返しになるけれど、想像を膨らませるのが大好きだと言うと、
「じゃあ、国語って得意だった?」
と尋ねられました。
う~ん。その当時はそんなに好きではなかったかも。特に中学になると文法やら古文・漢文やら「理屈」の面もすごく出てくるので。でも、と振り返ると、読みやすかったのもあってか、確かに小学校から説明文よりも物語が好きだったなぁと。
目で、紙に書かれている活字を追いかけ、想像する。文字を読むということは、その書いてあるままを理解するという力になるけれど、平面を立体的にとらえる「想像を膨らませる」力にもなると思うんです。
その子にも、自分が読みやすい本でいいので、何か読んでみたらいいよ~、とオススメしちゃいました。
もちろん、この子に限らず皆さんにも! 本を読むことをオススメします!!
「また本読んでる~」
と言われました。
本を読むのって好きで、月に1、2冊買うか、読むかしています。正確には本を読むというより「小説を読む」のが好きで、どうして好きなのかと尋ねられたときに、
「紙と活字の平面から、描かれる背景とか職業とか年齢とかから、いろんなものを想像するのが好き」
と答えています。
たとえば、その本に「駅からさほど遠くない場所にあるワンルームマンションの3階のベランダに立つと、ビルの隙間から夕日を眺めることができる」とあったとしたら、
駅からさほど遠くないのだから、徒歩10分以内ぐらいかな。
ワンルームマンションのベランダだから、あまり大きなベランダではなさそう。
マンション外壁の色ってどんな感じだろう。レンガ調? 色は?
3階なのにビルの隙間なんだから、同時に高いビル群を眺めることができるか、もしくは近い場所にビル群があるんだろうな。
(この文からは自分の家か知人の家か、それとも?と読み取れますが)ワンルームマンションということは、一人暮らしかな。何か仕事をしている人? 学生? それとも?
などなど。もちろんもっと想像できることだってあるだろうし、別の文を読むことでここで想像を膨らませたことが実はちがった(あっていた)ということも出てくるし、想像を膨らませることが大好きなんだなあと。
他にも、「離れて暮らす親から電話がかかってきて、取らずにいると伝言が残っていた。お盆や年末年始ではないというのに、たまには帰ってこいと言う。私は仕事先を出ると、真っ先に姉に電話をした」という文があったとして、
離れているってどのぐらい離れているんだろう。
長い休みじゃない時期だけど帰ってこいって、どういう気もちでこの人の親は電話をしたのかな。
伝言が残っているのに親にかけなおすのではなく、姉にかけているのはどうして?
この人にとって親との、姉との関係はいいのかな? 帰ってこいという伝言に、この人はどういう気もちなんだろう?
と、気もちも想像したり。やっぱり繰り返しになるけれど、想像を膨らませるのが大好きだと言うと、
「じゃあ、国語って得意だった?」
と尋ねられました。
う~ん。その当時はそんなに好きではなかったかも。特に中学になると文法やら古文・漢文やら「理屈」の面もすごく出てくるので。でも、と振り返ると、読みやすかったのもあってか、確かに小学校から説明文よりも物語が好きだったなぁと。
目で、紙に書かれている活字を追いかけ、想像する。文字を読むということは、その書いてあるままを理解するという力になるけれど、平面を立体的にとらえる「想像を膨らませる」力にもなると思うんです。
その子にも、自分が読みやすい本でいいので、何か読んでみたらいいよ~、とオススメしちゃいました。
もちろん、この子に限らず皆さんにも! 本を読むことをオススメします!!
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プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
14
Webサイト:
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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