フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。
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今日はお休みをいただきまして、和歌山県へ見学の旅へ。
きのくに子どもの村学園にお邪魔しました。
橋本駅から、タクシーに揺られること20分ぐらいでしょうか。細い山道を進んでいき、着いたところは豊かな自然に囲まれた場所。簡単に説明と、お昼からは学校内の見学をさせていただきました。
この日は少々肌寒い日、さらに山の上、時折小雨がパラついたこともあって、寒さは2割り増し。でも、そんなの関係ねぇ!ってぐらい、休み時間には元気にはじけるように遊んでた子どもたち・・・。
中には、半袖の子も!
「寒くないの~?」
ってきいたら、
「ぜ~んぜんっ!」
ですって!
子どもは風の子、大人は火の子、なんてよく言うけど、コートを着てマフラーを巻いても「寒い~」って連呼してた私たち・・・。ちょっと恥ずかしかったのは、私だけでしょうか?(笑)
授業も見学させていただきました。
帰りのタクシーの中で、自分がふと考えたこと・・・
たとえば木工(大きなもの)をつくるときに、ものさしや巻尺などで長さを測るには大変だったりするときに、三平方の定理を使って算出すれば、大掛かりな測定をしなくっても長さが求められること・・・
これが必要なんだって思ったときに、「三平方の定理ってなんぞや?」、「じゃあ、1:2:ルート3で、それぞれを2乗すると1:4:3になるわけだけど、じゃあ、それをひとつずつ数字を増やして、2:5:4ってなったらどうなるんやろう?」ってふうに考えたりできる。
そうして自分たちが必要だって思って覚えたこと(勉強したいって思って勉強したこと)ってきっと忘れない。
1つ数字を増やしたらどうなるんだろう?なんていう発想なんてそもそもしなかったから、その理論がなりたたないっていう結論を自分で得ようなんて思いもつかなかったし・・・。
とりあえず「1:2:ルート3」で覚えなさい! だったよなぁ、と。
「英語」「数学」とかで習ってしまうと、「じゃあこれ、いったい生きていくうえで何に役立つの?」なんて疑問が多々わいたものだけど、こういう形で生活に密着してるんだよ、という切り口で入っていかれると、きっと楽しく学べちゃうだろうなぁ・・・、と。
学びってなんだろう。そしてそれを充実、達成させるには何が必要なんだろう、と思いながら帰ってきました。
ラヴニールは、きのくに子どもの村学園さんみたいに広大な敷地もないし、本当にどこにでもあるような一軒家です。その一軒家でできることって何だろう・・・?
きのくに子どもの村学園にお邪魔しました。
橋本駅から、タクシーに揺られること20分ぐらいでしょうか。細い山道を進んでいき、着いたところは豊かな自然に囲まれた場所。簡単に説明と、お昼からは学校内の見学をさせていただきました。
この日は少々肌寒い日、さらに山の上、時折小雨がパラついたこともあって、寒さは2割り増し。でも、そんなの関係ねぇ!ってぐらい、休み時間には元気にはじけるように遊んでた子どもたち・・・。
中には、半袖の子も!
「寒くないの~?」
ってきいたら、
「ぜ~んぜんっ!」
ですって!
子どもは風の子、大人は火の子、なんてよく言うけど、コートを着てマフラーを巻いても「寒い~」って連呼してた私たち・・・。ちょっと恥ずかしかったのは、私だけでしょうか?(笑)
授業も見学させていただきました。
帰りのタクシーの中で、自分がふと考えたこと・・・
たとえば木工(大きなもの)をつくるときに、ものさしや巻尺などで長さを測るには大変だったりするときに、三平方の定理を使って算出すれば、大掛かりな測定をしなくっても長さが求められること・・・
これが必要なんだって思ったときに、「三平方の定理ってなんぞや?」、「じゃあ、1:2:ルート3で、それぞれを2乗すると1:4:3になるわけだけど、じゃあ、それをひとつずつ数字を増やして、2:5:4ってなったらどうなるんやろう?」ってふうに考えたりできる。
そうして自分たちが必要だって思って覚えたこと(勉強したいって思って勉強したこと)ってきっと忘れない。
1つ数字を増やしたらどうなるんだろう?なんていう発想なんてそもそもしなかったから、その理論がなりたたないっていう結論を自分で得ようなんて思いもつかなかったし・・・。
とりあえず「1:2:ルート3」で覚えなさい! だったよなぁ、と。
「英語」「数学」とかで習ってしまうと、「じゃあこれ、いったい生きていくうえで何に役立つの?」なんて疑問が多々わいたものだけど、こういう形で生活に密着してるんだよ、という切り口で入っていかれると、きっと楽しく学べちゃうだろうなぁ・・・、と。
学びってなんだろう。そしてそれを充実、達成させるには何が必要なんだろう、と思いながら帰ってきました。
ラヴニールは、きのくに子どもの村学園さんみたいに広大な敷地もないし、本当にどこにでもあるような一軒家です。その一軒家でできることって何だろう・・・?
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たまにはしっかりお勉強しましょう、ということで、学会に参加してまいりました。
(え? いつもの講演会がマジメではないか、って? いえいえ、そんなことはありませんよ!)
社会学会だったので、いろんなジャンルがあって楽しかったです(社会学って、ほんっとに範囲が広い!)。限られた時間の中で発表し、質疑応答し、なんだかせかせかした感じがしたことはしたのですが、そのぶん、ぎゅ~っと濃い内容だったように思います。
私が参加したのはいくつかあるんですが、そのなかで、不登校やひきこもりに関して発表があったので、聞いてきました。
セルフヘルプグループや、公の場などで、当事者同士の語りや、当事者だった経験を語る、ということ・・・
それは、ある程度自分の中で「整理がつけられた」ということ。
私の中で、なんとなく体験としてはそれはわかっていました。
でもこういう場でそれを発表していただき、裏付けられたなってキモチです。
この「語り」は、その都度その都度で、内容がかなり変わったりすることもあります。事実私もそうでした。これからもきっと、そのときや場によって、微妙に変わるでしょう。
けど、その語りが変わるということは、「そのときそのときで、受け止め方が変わった」ということ。いろんな人やニュース、情報などと接するうち、「もしかして、こういうことだったのかな」と、考え方が変わって、また新しい考え方を構築して、自分の過去を形付けていくこと。
崩して、構築して、また崩して、構築して。
そうやって、自分自身を受け入れていくんですね。
(え? いつもの講演会がマジメではないか、って? いえいえ、そんなことはありませんよ!)
社会学会だったので、いろんなジャンルがあって楽しかったです(社会学って、ほんっとに範囲が広い!)。限られた時間の中で発表し、質疑応答し、なんだかせかせかした感じがしたことはしたのですが、そのぶん、ぎゅ~っと濃い内容だったように思います。
私が参加したのはいくつかあるんですが、そのなかで、不登校やひきこもりに関して発表があったので、聞いてきました。
セルフヘルプグループや、公の場などで、当事者同士の語りや、当事者だった経験を語る、ということ・・・
それは、ある程度自分の中で「整理がつけられた」ということ。
私の中で、なんとなく体験としてはそれはわかっていました。
でもこういう場でそれを発表していただき、裏付けられたなってキモチです。
この「語り」は、その都度その都度で、内容がかなり変わったりすることもあります。事実私もそうでした。これからもきっと、そのときや場によって、微妙に変わるでしょう。
けど、その語りが変わるということは、「そのときそのときで、受け止め方が変わった」ということ。いろんな人やニュース、情報などと接するうち、「もしかして、こういうことだったのかな」と、考え方が変わって、また新しい考え方を構築して、自分の過去を形付けていくこと。
崩して、構築して、また崩して、構築して。
そうやって、自分自身を受け入れていくんですね。
今日は、親の会の方と会う機会がありました。
個人的には、親の会って大好きです。不登校に関して、私自身は当事者ではあったけど親の立場って知らないので、それを知るためには、皆さんのお話を聞かせていただくこと。
学校との対応、子どもの一挙手一投足に揺れ動く姿、きょうだいとの関わり。
私自身からは見えないものがたくさん見えてきます。
子どもが学校に行かなくなることで、親はそれまでの育て方が悪かったのではないか、と悩み、自身を責めることがあります。
子どもも自分が学校にさえも行けなくなったこと、親やまわりに迷惑をかけているのではないか、と、やはり自身を責めることがあります。
不登校の負の連鎖。それを断ち切って、「いまの自分でいいんだ」と自分を肯定する気もちをもてる場所。
なぁんだ、どうして自分だけがこんなに悩むんだろうって思っていたけど、こんな近いところでもこれだけ同じように悩んでる人がいたんだ。
こんな気もちが、親や子どもに安心感をもたらします。
もちろん、これだけやっていればどうにかなる、とは言いません。「そんなつらいことばかり話してて、暗い顔して、ただの傷のなめあいじゃないか」と言う人がいるのも、事実です。
あくまで手段のひとつであって、このような集まりに参加すればすべてが解決するわけではないことを、頭の隅に置いておいていただきたいのですが、自分一人ではなかったと思える安心感を得られる場所。それが、親の会などの当事者の集まりなんじゃないかな、と思います。
個人的には、親の会って大好きです。不登校に関して、私自身は当事者ではあったけど親の立場って知らないので、それを知るためには、皆さんのお話を聞かせていただくこと。
学校との対応、子どもの一挙手一投足に揺れ動く姿、きょうだいとの関わり。
私自身からは見えないものがたくさん見えてきます。
子どもが学校に行かなくなることで、親はそれまでの育て方が悪かったのではないか、と悩み、自身を責めることがあります。
子どもも自分が学校にさえも行けなくなったこと、親やまわりに迷惑をかけているのではないか、と、やはり自身を責めることがあります。
不登校の負の連鎖。それを断ち切って、「いまの自分でいいんだ」と自分を肯定する気もちをもてる場所。
なぁんだ、どうして自分だけがこんなに悩むんだろうって思っていたけど、こんな近いところでもこれだけ同じように悩んでる人がいたんだ。
こんな気もちが、親や子どもに安心感をもたらします。
もちろん、これだけやっていればどうにかなる、とは言いません。「そんなつらいことばかり話してて、暗い顔して、ただの傷のなめあいじゃないか」と言う人がいるのも、事実です。
あくまで手段のひとつであって、このような集まりに参加すればすべてが解決するわけではないことを、頭の隅に置いておいていただきたいのですが、自分一人ではなかったと思える安心感を得られる場所。それが、親の会などの当事者の集まりなんじゃないかな、と思います。
プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
15
Webサイト:
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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