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フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。 Posting of comments like the following will be declined: ・Comments other than Japanese. ・Comments that seems to be in Japanese through translation website.
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私がこれまで何度か参加させていただいた親の会やシンポジウムなどで、この言葉を聞かないときは正直ないような気がします。

「ずっと夜起きていて、昼間は寝ているんです(いました)」

また、いろんな人とお話させていただくと、

「(夜勤とかじゃないのに)朝寝てて夜に起きてるなんて、それおかしい。そんなたるんだ生活をしてるから学校に行けなくなるんじゃない?」

と言う人も。

最近、あるテレビ番組によると、同じ人間でも朝型・夜型体質があるそうですが、それはここでは度外視しまして・・・。

私の中で、不登校=昼夜逆転と思われている節があるのかなぁ、と首を傾げたくなるときがあるので、ここでズバッと私なりの答えを。

不登校をする(=学校に行けなくなる)と昼夜逆転の生活になる。
答えは、「YESであり、NOである」。

なる人もいれば、ならない人もいます。

・・・なんだ、曖昧じゃないか、って??

ええ、そう、曖昧です。こうとしか言いようがありません。

それよりも大事なのは、「昼夜逆転の生活を送る理由が何かあるのだろう」と思えることだと思います。

私の経験談であり、他の人からも聞かれる声として、

「昼間起きていると、学校に行く子どもの声がして、それがつらかった」
「家族やきょうだいが出かけていく姿を見ると、なんで自分だけこんなになってしまったのだろうと思って、イヤだった」
「夜だったらみんなが寝静まっていて静かで人の声もしないから、自分を責める気もちが薄らいだ」

昼夜逆転の生活をする場合、こんな理由があることが多いようです(もちろん他にもあると思います)
総合すると、「昼間よりも夜のほうが、自分が安心できる」ということではないでしょうか。

もし、昼間のほうが安心できるのだとしたら、昼夜逆転する必要はないはずだと思います。
上記の体験談から考えて、自分の気もちを安定させるために、自分にとって不利益なものを排除しようとする行動のひとつが「昼夜逆転」であると私は考えるので、昼間でも安心して過ごせるならば、不利益なものを排除する必要がないのですから。

というわけで、答えとして出すならば、「YESでありNOである」という曖昧なものしかお答えできません。
要は環境次第でどうとでも変わってしまうよ、ということなので。

ただ、最後にもう一度。
一見問題だと思える行動でも、「この行動には何か理由があるのかな」と思える気もちが大事だと思います。


追記:
この行動が親にとっては困るのだけど、静観していればいいのか? と思う方もいらっしゃることと思います。
ガマンするしかない、とも私は言いません。困っていることは困っている、とちゃんと伝えればいいのですが・・・。
このあたりについては、またいつか。
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プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
14
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
 
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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