フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。
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勉強なんて嫌い。何の意味があるの? と、よく耳にします。
うん、私も嫌いです。しないですむなら、したくないもの。
じゃあ、なんで勉強をするのか。
ということを語るとキリがなくなってしまうのですが。
私は、「生活を効率よく豊かにするため」という答えを持っています。
字が読めると、電車の行き先や各地の注意書きなどを読むことができ、迷ったときのロスや思わぬ事故を防ぐことができます。
計算ができると、金額をごまかされたり、同じように分けるべきものを差をつけて渡されたり、という不利がなくなります。数学でさらに簡単に早く、便利に解ける解法などを覚えたら、もっと効率よくなるとも思います。
などなど。これ以外にももっと理由はあるでしょう(あくまで一例、探すのが面倒なので、ここまででとめておきます)。
なので私にとって、勉強というのは「生活に結びついたもの」。逆に日常の生活の中には、普段は意識してなくても、これって理科だよね? 算数だよね? 国語だよね? という「勉強に結びついたもの」がたくさんある。
そこで私は、学校などでする教科のものを「勉強」と言って、日常の中にある「これって教科だよね?」を「学び」と、区別して言うことがあります。
勉強と学びって同じように見えて、でも、あれれ? と結びついていなかったりすることも、実はあるみたいで。
私が大好きな家事「洗濯」で言うと、洗濯物を効率よく乾かすには、できるだけ広げて、洗濯物同士の間隔はあけて、お天気次第では外に干すことかなぁと思って実践しています。
これらはみんな、「できるだけ均等に、全体的に風に当てたら速く乾くだろうな」と思ってのこと。
理科が得意だという人がいたら、もしかしたら化学の知識で「洗濯物が乾くということは、水分が蒸発するということ。水が蒸発するということは、あの分子とあの分子が・・・」って説明できるのかもしれないけれど、そんなことは考えずに、「とにかくできるだけ広く風に当てよう!」と考えてのこと。
あるとき、「理科が得意!」と言っている人が干した洗濯物を見たら・・・
えっ、タオル同士を重ねて干してる?
服も、こんなにぴったりくっついていたら、風が通らないよね?
理科が得意なら、「水が蒸発するということは・・・」って頭で考えられそうなものなのに。理科が得意って言いながら、なんでわざわざ乾きにくい干し方をするんだろう?
こういったあたりで、「生活と学びは密接に結びついていて、勉強と学びと生活は、知識の意味では必ずしもイコールで結ばれているわけではない」という公式が、私の中にできてしまいました。
もちろん勉強を否定するつもりはないし、勉強で得た知識を日常に生かして、日常で得た知識を勉強で「こういう理由だったんだ!」って知るのもおもしろいし、もっといろんな場面で活かしてこそ、「勉強」の意味があるんじゃないかなあ、と思ったりするわけです。
ラヴニールでは、勉強も大事ですが、「今やったことは、こういうところに役立つんだよ」と、何となく日常まで落とし込んで「学び」につなげていけたら、勉強も日常も学びも、それぞれがもっと楽しくなるんじゃないかな、と考えています。
日常の小さな何かが、学びの一歩!
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プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
14
Webサイト:
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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