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フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。 Posting of comments like the following will be declined: ・Comments other than Japanese. ・Comments that seems to be in Japanese through translation website.
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ラヴニールではこのたび、移転後の活動費用補填を目的とし、「限定支援会員」を設けることといたしました。
 
移転からもう少しで1年経過いたしますが、ラヴニールにとって大きな賭けであったことは否めません。今でもまだまだ経営はとても不安定な状態です。
 
そこで、今さらとなってしまいますが、移転にかかりました費用について、皆さまよりご支援をいただければと、限定支援会員を募ることといたしました。
 
詳しくは、ホームページ

限定支援会員募集のお知らせ
http://www.lavenir-2010.sakura.ne.jp/fs-boshuu_gentei.htm

より、お願いいたします。
 
ホームページの内容と重複いたしますが、2口以上のお申し込み、今回のみの限定ではなく、継続的にご支援いただける「賛助会員」のお申し込みも、あわせて受け付けております。
 
どうぞよろしくお願いいたします。
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夏合宿2015.8.22

■ 不登校中にしたかったこと ■

 以上までが、小さいころから学校に行かなくなり始めるまでの自分です。
 小さいころから自分は、どうも集団が苦手だったように思います。みんなと何かを一緒にやることは決して嫌いではないので、集団が苦手という言い方をするとちがうのかなと思いますが、集団の中にいると、体格、運動神経、学習面などで常に自分が劣っている対象として比較されるのではないかと思えて、今でも集団でいる必要のないときには一人や少人数で固まっているほうが好きです。
 一人集合時間にわざと遅れて和を乱そうとか、みんなと同じ方向を向いて作業をする必要があるのにわざと一人だけ背中を向けていたとか、そういった苦手さではないので、やはり集団が苦手というのとはちょっとちがうのかなと思うのですが、どう言ったらいいでしょう?

 ここまでで少し書きましたが、自分が学校に行かなかった間には、物理的にもひきこもりたかったのに、ひきこもらせてもらえませんでした。弟には部屋のドアを開けておくようなルールは課していないので、自分だけプライベートがあってなかったようなものです。
 ひきこもること以外にもやりたかったことがあります。

昼夜逆転の生活をすること

 ひきこもることを許してもらえなかったので、誰もが寝静まった静かな夜なら実質一人になれるのではないかと思って、夜には起きていて、日の出ているうちは寝ている生活をしたかったです。日中寝ていれば家族の顔を見る確率が減るのと比例して自分を責めることも減るし、深夜ならドアが開いていても誰かに監視されている確率も減ります。
 しかしこちらもひきこもりと同じく、昼夜逆転したくてもさせてもらえませんでした。「みんなと同じようにできないといけない」が、母の信条だったからです。このときには、
「朝はみんなと一緒に起きる。ご飯を食べる。夜はみんなと一緒にご飯を食べて、寝なさい」
 これが、部屋のドアを開けておくことと同時に自分に課された条件でした。ですが、自分はこれを少し破っていました。起きる時間は弟が学校へ出かけたあと、と決めて起きていました。弟を見送りに母が外に出たら部屋から出て、母が帰ってきたらリビングにいる、というようにしていました。
 実際は、朝ごはんの時間にはちゃんと起きていました。ですが、学校に行けなくなった自分と元気そうに学校に行っている弟が同じ食卓につくと、その後弟が学校に行く支度をする姿を見ることになります。弟は学校に行っているのに自分は行けない――。どうしても自分に劣等感を感じてしまうのです。夕飯のときならともかく、朝からその絶望に襲われるのがいやでした。
 どうして朝起きられないのかの理由を、母は一度も聞いてきたことがありません。理由を聞かれないまま、母からは何度となく「みんなと一緒に起きること!」と言われました。それでも言われたことを守らずにいると、最終的に母はこう言いました。
「みんなと同じようにできないことを、協調性がないって言うの。わかってる?みんなと同じようにできないことはおかしいことなの!」
 ここでもまた、「饅頭の表面だけ」です。自分には意見や考えを言う権利はないようです。

 実は、朝一緒に起きたくない理由を言ったことがあります。
「甘え(学校に行かずにいること)を許しているんだから、そのぐらい我慢しなさい!」
 何かにおいて、「みんなと一緒」「学校に行かないのは甘え」ということを言われ、特に学校に行けなくなった最初のころはつらい一方でした。自分でもわかっていて、でもできないことを、どんどん突きつけられました。

マンガを読む、ゲームをする、絵を描く、など

 何かに夢中になっている間だけは、あらゆる劣等感から自分を解放できました。基本的には下手くそだけど絵を描いていることが多かったです。夏休みの宿題で使わずに余っていたので、小説家みたいに原稿用紙相手にただひたすら文を書く、ということもやっていました。ただいずれもドアを開けっ放しにしていて誰からも覗かれる状態だったので、人の気配がしたならすぐに隠せるようにしていました。隠すぐらいなら堂々としていなさい、と言われたこともあったけど、好きなことをしていたっていつも否定の評価から入っていたうえ、本当に勉強をしていたとしても、「もっとたくさんがんばりなさい」と言われていて、趣味にしても勉強にしても、どれだけやっても誉めてもらえませんでした。それなら堂々としていろと何度言われようが、隠すほうがマシでした。
「マンガやゲームをしている間は気がまぎれた」
と言う不登校経験をもつ人は多いと思うのですが、自分はそうではなかったです。持っていたマンガの冊数は2冊と少なかったし、マンガ雑誌も弟が言い出して初めて買ってもらえたようなもの。我が家にマンガと呼べるマンガはありませんでした。歴史上の偉人について描かれたマンガはありましたが、そのころ人気のあった作品については、後で中古で入手したり、何かの機会に読んだぐらいです。

 ゲームも夕方に1日30分までと決められていました。テレビはリビングに1台だけだったので、約束の30分が近づいてくると時間についてうるさく言われましたし、何しろ弟の
「どうせ昼間もやってるんだろ?学校行ってないくせに、ずるい」
という理解のない言葉が痛かったです。
毎年恒例クリスマス会!
今年も、チキン、ケーキ、そしてお菓子にと、お腹いっぱいになりました♪

クリスマス2017.12.18

クリスマス2017.12.18_3

チキンはしっかり二度揚げしてます☆

クリスマス2017.12.18_2

クリスマス2017.12.18_4

ケーキのカットは、アプリを頼りましょう♪


ひととおり食べたあとは、人狼。人数が少なかったこともあり、ワンナイト人狼。
だます人、だまされる人、だましきれない人、見破る人、見破られる人、見破りきれない人、追及する人、追及される人・・・。

う~ん、頭をフル回転。

「あのときああすればよかったのに」

ということがあったので、次のときにも同じようにしたら、今度は逆のほうがよかった、とか。

「ここで怪しいって思ったから絶対人狼だと思った!」
「さっきも○○してて人狼だったから、また人狼だと思った!」

と思ってたら、あれ? はずれた。

奥が深いですな。



ラヴニールの年内の活動は、今週中まで。来週月曜からは冬休みをいただきます。
そうか、もう1年まで残り半月もないんですねぇ・・・
年を重ねるごとに、月日の経つのが早いような、そうでないような・・・
体験談2017.12.13

■ 放っておいてくれ・3 ■

 弟はと言いますと、見た目は何事もなく過ごしているようで、どこか腫れ物に触るようにしていました。

 中学の担任の家庭訪問もありました。当然そのときは部屋のドアを閉め、そして、部屋の片隅に隠れるようにしていました。30分ほど母と話していたでしょうか。担任が帰る、というときです。部屋のドアがノックされました(さすがにこのときは母でもノックして入ってきました)。
「ほら、先生がお帰りになられるんだから、顔ぐらい見せなさい」
 自分としては、担任に会いたくありません。
「何をしてるの!先生がいらっしゃっているというのに顔も見せなかったんだから、先生が帰られるときぐらいお見送りしなさい!」
と、自分の腕をつかみ、強引に部屋から引っ張り出そうとします。
「お母さん、いいですよ。ご本人がいるとわかれば、それで大丈夫ですから」
 担任の声は聞こえるものの、母には聞こえていたのかいないのか、腕を引っ張り続け、とうとう自分を部屋から出しました。
 ただでさえ迷惑をかけている相手です。自分が学校に行ってさえいれば、この家庭訪問だってしなくてすんだはずです。また、どこかで
「この教師がもっとちゃんとしてくれたら、いじめがしっかり解決して、自分はこんなことにならずにすんだのに」
と責任を押し付ける気もちもあって、自分としては担任に顔を見せたくなかったし、会ったら会ったで恨む気持ちが強くなりそうで会いたくなかったのです。

 担任が帰ってから、もちろん母に責められました。母は当然、自分が担任に会いたくなかった理由など知らないし、担任でさえ気づいていないのだから、いじめが続いていたことも知りません。
「何なのあの態度は!出てきたかと思えば、恥ずかしいじゃないの!」
 そもそも自分は担任に会いたくなかったのに、強引に引っ張り出したのは母。自分の意思で出てきたわけじゃないのに、さも自分の意思で出てきたみたいに。自分は部屋に戻り、ドアを閉めようとしましたが、一瞬早く母の手が入って、ドアを開けっ放しにされました。
全国若者・ひきこもり協同実践交流会なるものがありまして、参加してまいりました。
今回で13回目となるこの大会、会場は富山。富山大学。北陸、冬。雪はというと、道路には一切なし。お天気もよく、冬の北陸としてはバツグンのお天気でした(この大会開催翌日、荒れたようですが・・・)

実践交流会2017.12.11

初日はお昼ごろ開会。大会の最初に挨拶、基調となるシンポジウムがあり、夕方からはさっそく分科会。

そういえば今回、分科会の申し込みって1つしかしなかったけど、申し込みのときにひとつしか回答欄なかったよな?
と思っていると、どうやら、1日目夕方、そして翌2日目の午前、それから午後、分科会は3枠あったのですが、この3枠ずっと「同じテーマ」という設定らしく。

今まで参加したほかの大会では、大会日程の中で分科会枠が3回設定されているとしたら、その3回ともすべて、違うテーマでした。これはこれで、いろんなテーマが気になる人にとっては好きなのを選べることになるし、たまにはちがうテーマに顔を出してみよう、3つのうち1つはちょっと冒険してみよう、ということもできるしで好きなスタイルではあるのですが、3枠ずっと同じテーマであることで、ひとつのテーマをより深く深められ、全体会よりは分科会のほうが参加人数が分散化することで様々な方と話しやすくなるし(それが2日間も)、このスタイルもいいかも♪ と思えました。

今度何か分科会などを含むイベントがあるときには、このスタイルを提案してみよう。

他にも迷った分科会はあるのですが、私が選んだ分科会では、自分としての疑問点を共有できた点については、大いに満足がいくものでした。委託を受ける・実施することで起こるギャップ、「そもそも○○とは?」の概念、でもその意見について、否定されるのではなく、「なるほどぉ」「これならやれそうかも」などの「ああ、受け入れられてるなあ」という安心感。

分科会の空気はまさしく「居場所」でした。

う~ん、もう少しこの空気感を詳しくお話ししたいのですが、居場所をカタチにする(わかりやすく報告する)って、なかなか難しいんですよねぇ・・・。

頭をフル回転させ、メモもたくさん取ったので、体のあちこちが疲れましたが、何とも心地いい・・・、うん、経験したことはないけど、フルマラソンを走り終えたような、高い山に登頂成功したような、そんな気分でした。

メモ書きのノートを読み返す・まとめてみる作業がまだ残っていますが、普段の活動に何か活かしていけるヒントがあればなぁ、と思います。

なお、14回大会は、名古屋(愛知県?)での開催だそうですよ☆
プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
15
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
 
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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