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フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。 Posting of comments like the following will be declined: ・Comments other than Japanese. ・Comments that seems to be in Japanese through translation website.
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たてやま2017.6.26


引き続き、もっとこまかい部分・・・、いったい、フリースクールの中はどんな感じなのかを、見ていきたいと思います。

活動の様子の次は、「フリースクールスタッフのお仕事編」。


<参加する子どもと共に過ごす>

ラヴニールに来る子どもと一緒に過ごすのは、スタッフの仕事のひとつです。

スタッフも人間、趣味、得意・不得意、いろいろあります。全員が全員、すべてをこなせるわけではありませんが、できる範囲で、わからないことはむしろ子どもから教えてもらおう! ぐらいの気もちで。

子どもに教えられてあるマンガを読み始めた、なんていうスタッフもいるかもしれません。
(実は私もその一人)

全員が全員、すべてをこなせるようになれ、というわけでもありません。向き・不向きはどうしてもあるもの。できる範囲でできることを☆

<外でのイベントに同行>

上記の参加する子どもと共に、と重なりますが、外でのイベントがあるときに、スタッフが同行します。
待ち合わせ場所をイベントの場所近くに設けることもあれば、ラヴニールで待ち合わせをしてから出かけることもあります。



と、つづってみると、「つまりは、子ども対応ができればいいんでしょ?」「遊んでるだけ? なぁんだ、楽そう♪ てか、いいよね、遊んでるだけで」と思われるかもしれませんが・・・。

次は、もっと事務的なお仕事を見ていきたいと思います♪
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あじさい2017.6.19


「どんな子が利用しているのか」「日常はどんな感じなのか」の次は、「どんなイベントをしているのか」を、見ていきたいと思います☆


<屋外に出るイベント>

ラヴニールを出てのイベントなので、出た先が屋内でも、「屋外のイベント」としてカウントしています。


・体育館で遊ぶ

最近は、屋外に出るといったらだいたいこれ。他フリースクールさんからお誘いをいただき、毎回ではありませんが、参加できるときには参加しています。
参加したときには、だいたいバスケをしています。

・ボーリング

某レジャー施設でボーリングをしたこともあります。
翌日筋肉痛になった人、手をあげて~!

・野球観戦

ここ最近はしていないですが、一時は毎年の恒例行事にしていました。
延長12回引き分けの試合になった場合でも帰りが遅くなりすぎないように、デーゲームを選んでいます。
いつも観戦していたのは甲子園、甲子園といえば阪神タイガースでした。また機会があれば行きたい・・・、そのときには甲子園球場、阪神戦にこだわらず、大阪ドームでも、オリックス戦でも・・・。

・お花見

大阪城公園をぶらぶら。お弁当を持っていったっけ。

・スイーツパラダイス♪

これ、この前の投稿の中の「おしゃべり」から出てきた企画です。
「スイパラ(=スイーツパラダイス))行きたい!」から始まり、たくさん食べました♪


<室内でのイベント>

・おかし作り・何らかの料理

バレンタインにあわせてチョコのお菓子をつくったり、思いつきで差し入れのから揚げをつくったこともありました。
その場で思い立って材料を買いに行ってつくったこともあります。

クレープ、スイートポテト、クッキー、セルフサンドイッチなどなど。

・クリスマスパーティー

実はひっそりと、こじんまりと実施している恒例行事。
手羽元を揚げて、小さいけれどケーキがあっての、こじんまりとしたパーティーです。


<これ以外にも>

何か声があがったら、もしかしてそれが企画として実行されるかもしれない!? 誰でも企画者になれちゃうのが、フリースクールの魅力でもあります。
とり2017.6.12

さて、前回4回分で、「フリースクール」ができた経緯、フリースクールはfreeであるがゆえにいろいろある、ということを書いてきたつもりですが、ここからは、もっとこまかい部分・・・、いったい、フリースクールの中はどんな感じなのかを、見ていきたいと思います。

まずは、ざっくりと「利用している子ども関係」。
フリースクールには、どういう子が来ているの? 普段どんなふうに過ごしているの?などについて、見ていきたいと思います。

なお、この回以降の内容は、「あくまでラヴニールでは」の場合です。100あれば100通りのフリースクールがある、と言ったように、他フリースクールさんとは異なる点も多くあるかと思います。



<どういう子が来ているの?>

ラヴニールでは、このあたり、実を言うとあまり明確には定めていません。

学校に行けない・行かない子が利用するのはもちろんのこと、学校に行っている子でも利用してもかまいません。

・・・? 学校に行っている子でも利用可能?

たとえば、週の3日は学校で好きな授業があるから学校に行くけれど、それ以外はラヴニールに通う、でも、ラヴニールはOKです。
かつてラヴニールに通っていたけれど、今は学校に行っている。学校が夏休みのあいだなどに再び通う、というのもひとつだし、通信制高校に通いながら、あいている時間はラヴニールを利用する、というのも、ひとつです。

活動時間内であれば、通いたいときに通えるというのが、フリースクールの魅力のひとつでもあります。



<普段どんなふうに過ごしているの?>

普段の過ごし方もさまざまですが、この最近多かったものを、あげていこうと思います。

・おしゃべり

ゲームの話から、アニメの話から、時にまじめな話も!? 飛び出します。
こうした流れの中から、「○○がしたい!」なんて希望が出てきます。

ラヴニールの場合、ミーティングというより、こういった何気ない日常的な光景のほうが、希望が出やすいかも!?

カプラ2016.3.7_2

・DVDを見る

「みんなで見よ~」と、自宅からアニメのDVDを持ってきた子がいました。
ラヴニールでは、こうした持ちこみなども、現在はOKです。
(「持ちこみはやめよう」などの意見が出たときには、持ちこみは不可になる可能性もあります。今はそういった意見はないので・・・・)

・カードゲーム

トランプの、「大富豪」にはまってやってたこともあったなぁ・・・。
ちゃんと「ランク付け」をして、「どうぞ大富豪さま、お納めください」みたいに、セリフ上だけでもなりきってみたり・・・。

・本・マンガを読む

ラヴニール来て、ラヴニールにあるマンガを読んでいる子もいるし、自宅から持ってきたものを読んでいる子もいます。

・買い物に出かける

主に「お昼ご飯の」ですね。近所のスーパー、コンビニ、お弁当屋さんなどなど。

・お勉強

学校でもらってきたプリントなどをやっている子もいます。
なぜか、英語をやっている姿をよく見かけるな~。


ラヴニールは、活動時間としては午前10時から午後5時までですが、朝10時から午後5時の間なら、いつでも利用できます。正午ごろにお昼ご飯を途中で買ってから来たり、朝10時から来て途中でお昼を買いに出て、午後3時ぐらいに帰ったりしても、誰も文句を言いません♪
(行事のときは、また異なってきます)





この項目については、ボランティアさんに「フリースクールについて知りたいことはある?」とたずねて、「利用している子どもたちが、何も行事のないときにどう過ごしているのか知りたい」との回答をいただいたため、掲載いたしました。
ねこ2017.06.05

さて、前回に続いて、日本のフリースクールについて整理していきます。


<開催される場所も様々>

公民館等の一室で開催しているところもあれば、一軒家やマンションなどの一室で開催しているところもあります。

<できた経緯も様々>

フリースクールは、何をきっかけにして始めなければいけない、というルールもありません。
ですので、立ち上がった経緯も様々。まずは学校に行けない・行かない子どもの親同士が集まり始めたことがきっかけで、子どもからも場所がほしいと声があがりはじめたからフリースクールを立ち上げた。後にスタッフとなる人同士で意気投合したのがきっかけで始めた。かつて自分が学校に行かなかった立場で、そのときに行った場所がよかったから自分も始めた。などなど。

<ルールも様々>

利用する人やスタッフも様々なのだから、ルールも当然、フリースクールによって異なります。
お菓子類を持ってきてもいいとAフリースクールでは言っていたけれど、Bフリースクールでは持ってきてはいけないというルールになっている、なんてことも、よくあります。・・・あるのかな?

<"free"だけど、イベントを実施しているところもある>

フリースクールという名前だけど、そのフリースクールの特色を出すため、何かひとつ独特な企画をしているところもあります。多くの場合、参加する・しないところに、自由があります。
つつじ

フリースクールの成り立ちについての部分を、前回2回ではお知らせしてみました。
さて、そのうえで、日本の一般的に言われているフリースクールについて整理してみようかと思います。


<フリースクールに統一されたマニュアルはない>

フリースクールは、その名前のもと、何をするかは各フリースクールに委ねられています。
ですので、フリースクールと名前がつくからといって、どこも同じスタイルではありません。むしろ、同じような内容の、雰囲気のフリースクールを探し出すことのほうがむずかしいぐらい。従って私は、いつもご説明の際には、「100のフリースクールがあったら、その内容は100通り」と説明をしております。

<活動日、時間も様々>

活動日などもフリースクールに委ねられているため、平日だから必ず活動している、というわけではありません。
週に1度しか活動しない場所もあるかもしれないし、週の平日すべて活動している場所もあります。
土日が休みのところ、土日の片方が活動日で、その代わり平日が休みのところ、などなど、様々です。

活動時間も、午前中から夕方ぐらいまでのところもあれば、お昼ぐらいから夕飯時までなど、こちらも様々です。

おもしろいのが、夏や冬の長期休みの扱いでしょうか。

フリースクールによっては、学校と同じようにしっかり夏・冬休みを設けるところもありますし、ラヴニールのように「少し長めのお盆」と、「ごく一般的な冬休み」、春休みは設けていない、なんていう場所もあります(2017年になって、初めて春休みをいただきました)。
春、夏、冬の休みがあって秋休みがないのはおかしい、ということで、話し合いの結果、秋休みが設けられることになった、なんていうおもしろい例もあります。

これも、フリースクールによっていろいろ。どちらがいい・悪いと論争になることもありません。

<スタッフも様々>

スタッフも、幅広い年代のかたが在籍している場所もあれば、若いスタッフで統一されているところもあり、こちらも自由です。

<"法人格"の有無も様々>

少しむずかしい話になりますが、フリースクールによっては、「法人格」を所有しています。
法人格は、「法のうえの人」になるために、適切な機関に申請して、認められて初めて取れるものです。

法人とは、「法律のうえではひとりの人」という意味で、NPO法人Aという団体があったら、このAが、ひとりの人として見なされます。Aという人の中に、○○事業や△△事業、××部門などといった、内臓や血管がある、と想像すると、わかりやすいでしょうか。

法人イメージ

フリースクールは、この「法人格」をもっていなきゃいけない、というわけでもありません。
ラヴニールは法人格を所有していませんし(2017年5月現在)、フリースクールに限らず、よく名前を知った団体でも法人格を実はもっていません、というころも、あるかもしれません。

(実は、結構有名なところが法人格をもっていなかったりします)
プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
14
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
 
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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