フリースクール「ラヴニール」の日常と、その他イベントのお知らせ・ご報告。他にはフリースクールとは? 学校に行かないあいだに何があった? などの連載をしています。
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・Comments other than Japanese.
・Comments that seems to be in Japanese through translation website.
おはようございます。
今日の大阪はつめたい雨。今日の雨を境に、季節が冬に一歩近づくみたいです。考えたら11月下旬ですもんね。
スタッフの私が好きな、ラヴニールのルールがあります。
何かを頼んだときに、断ってもいい。
ただし、こちらも頼まれたら断ることがある。
私はその場にいたわけじゃないので又聞きですが、最初に説明を聞いたときにも同じことを言われました。
そのときは通信の発送作業をしようと声をかけた代表。その場にいた2人の利用者の反応は、
A「いいよ~。細かい作業好きだから」
B「う~ん、やめとく」
これでBの人に文句は出ることはなく、代表とAの人と2人で作業をしたそうです。やっぱりやってみよ、と、Bの人は結局途中から加わってきて、これももちろんOK。もし2人ともに断られたらどうしたんですか? と尋ねたら、「そのときは、一人でちまちまやってたかもね」と、代表は満面の笑みで答えていました。
また別の日に、今度は代表が何か作業をしているところに、トランプをしようと声があがりました。そのころはトランプの大富豪が流行っていました。大富豪はゲームの中で格付けもあるため、何ゲームか続きます。
代「ごめん、やりたいんだけど、この作業を区切りまでやらせて~」
と代表がいうと、
「わかった。じゃあ、終わるまでは別のやつやってる」
と、別のことをやるという展開もありました。
大富豪は途中から入ってくる場合は平民から、ということもできたのですが(あくまでラヴニール内だけのルールかもしれません)、相手の答え次第で柔軟に展開を変えられるっていいなと思いました。
今日の大阪はつめたい雨。今日の雨を境に、季節が冬に一歩近づくみたいです。考えたら11月下旬ですもんね。
スタッフの私が好きな、ラヴニールのルールがあります。
何かを頼んだときに、断ってもいい。
ただし、こちらも頼まれたら断ることがある。
私はその場にいたわけじゃないので又聞きですが、最初に説明を聞いたときにも同じことを言われました。
そのときは通信の発送作業をしようと声をかけた代表。その場にいた2人の利用者の反応は、
A「いいよ~。細かい作業好きだから」
B「う~ん、やめとく」
これでBの人に文句は出ることはなく、代表とAの人と2人で作業をしたそうです。やっぱりやってみよ、と、Bの人は結局途中から加わってきて、これももちろんOK。もし2人ともに断られたらどうしたんですか? と尋ねたら、「そのときは、一人でちまちまやってたかもね」と、代表は満面の笑みで答えていました。
また別の日に、今度は代表が何か作業をしているところに、トランプをしようと声があがりました。そのころはトランプの大富豪が流行っていました。大富豪はゲームの中で格付けもあるため、何ゲームか続きます。
代「ごめん、やりたいんだけど、この作業を区切りまでやらせて~」
と代表がいうと、
「わかった。じゃあ、終わるまでは別のやつやってる」
と、別のことをやるという展開もありました。
大富豪は途中から入ってくる場合は平民から、ということもできたのですが(あくまでラヴニール内だけのルールかもしれません)、相手の答え次第で柔軟に展開を変えられるっていいなと思いました。
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11月22日(月)から26日(金)までの予定です。
22日(月)通常活動のみ
23日(火)お休み(祝日のため)
24日(水)~26日(金)通常活動、見学・ご説明も可
新型ウィルス禍においては、活動ポリシーを設けております。そのため、急にお休みになる場合も考えられますので、見学をご希望の際は、必ず事前にお問い合わせいただきますよう、何とぞお願いいたします。
⇒新型ウィルス禍における活動ポリシー
大雨や台風のシーズンでもありますので、気象に関する活動ポリシーも、お知らせしておきます。
⇒気象警報が発令された場合の活動
少し先の予定:
当面のあいだは、祝日、急なお休みをのぞき、お休みの予定はありません。
通常活動:
フリースクールの活動。10時から16時まで。この間であればいつでもご利用可能です。
見学・ご説明:
一度体験・実際に通う前に、スタッフからひととおりご説明の時間。10時から15時であれば、好きな時間をお選びいただけます。新型ウィルス感染対策のため、同じ時間帯に先に希望された方がいらっしゃる場合には、別の時間をご検討いただく場合があります。
そのときの雰囲気や様子により変動いたしますが、所要時間はだいたい1時間程度。変動する場合は、だいたい長くなることが多いです。
実際に利用されるのはお子さんなのでお子さんに見ていただけることが望ましいですが、どうしてもムリである場合には、ひとまず保護者の方のみの見学も受け入れています。
(★)予定のカレンダー上には掲載していませんが、第二土曜を除いた土曜日であれば、10時から正午までで対応可能な日があります。月によって変わるため、必ず事前にお問い合わせをお願いいたします。
見学をご希望の際には、資料準備の関係上必ず前日、または当日でも正午までにご連絡をお願いいたします。(当日の場合は、お電話がいちばん早いです)
(★)土曜日のみ、前日までのご予約。
親の会:
原則毎月第二土曜、午後1時より親の会を開催しています。
12月の親の会は11日(土)午後1時からの開催です。
22日(月)通常活動のみ
23日(火)お休み(祝日のため)
24日(水)~26日(金)通常活動、見学・ご説明も可
新型ウィルス禍においては、活動ポリシーを設けております。そのため、急にお休みになる場合も考えられますので、見学をご希望の際は、必ず事前にお問い合わせいただきますよう、何とぞお願いいたします。
⇒新型ウィルス禍における活動ポリシー
大雨や台風のシーズンでもありますので、気象に関する活動ポリシーも、お知らせしておきます。
⇒気象警報が発令された場合の活動
少し先の予定:
当面のあいだは、祝日、急なお休みをのぞき、お休みの予定はありません。
通常活動:
フリースクールの活動。10時から16時まで。この間であればいつでもご利用可能です。
見学・ご説明:
一度体験・実際に通う前に、スタッフからひととおりご説明の時間。10時から15時であれば、好きな時間をお選びいただけます。新型ウィルス感染対策のため、同じ時間帯に先に希望された方がいらっしゃる場合には、別の時間をご検討いただく場合があります。
そのときの雰囲気や様子により変動いたしますが、所要時間はだいたい1時間程度。変動する場合は、だいたい長くなることが多いです。
実際に利用されるのはお子さんなのでお子さんに見ていただけることが望ましいですが、どうしてもムリである場合には、ひとまず保護者の方のみの見学も受け入れています。
(★)予定のカレンダー上には掲載していませんが、第二土曜を除いた土曜日であれば、10時から正午までで対応可能な日があります。月によって変わるため、必ず事前にお問い合わせをお願いいたします。
見学をご希望の際には、資料準備の関係上必ず前日、または当日でも正午までにご連絡をお願いいたします。(当日の場合は、お電話がいちばん早いです)
(★)土曜日のみ、前日までのご予約。
親の会:
原則毎月第二土曜、午後1時より親の会を開催しています。
12月の親の会は11日(土)午後1時からの開催です。
漫画の、とあるシーンが好きで、何度も繰り返し見ちゃうんです。
るろうに剣心の15巻、第百二十六幕「巨人対超人(前編)」のワンシーン。
才槌老人、破軍の不二、比古清十郎のやりとり。
「俺は破軍の不二という男と 話をしたいんだ」
という比古清十郎に対して、
「お前は儂の言う事だけを聞いていればよいんじゃ!」
と、不二に言う才槌老人。それでも構わず、
「だがそろそろお前自身の意志で 『自分の闘い』を選んでみちゃあどうだ」
と不二に進言する、比古清十郎。
かなり端折っていますが、このシーン、大好きなんです。
比古清十郎が、巨体で誰からも恐れられていた不二、そして才槌老人の言うがままになっていた不二のことを、見た目など関係なく「ひとりの存在」として認めているこのシーン。好きなんです。
(アニメでは比古清十郎の声を、ガンダムのシャア・アズナブルやコナンの赤井秀一でおなじみの池田秀一さんがあててらっしゃるので、これがまた、いいんですよぉ、と、余談)
とある先に出かけたとき、その方は親子でいらしていました。
お子さんも学校に行きにくい時期があったとのことで、親の方は学校に行けない・行かないことについて関わろうとする人たちの場にも、親子で一緒に、かなり熱心に参加されています。
「あんな学校なんて行かせないほうがマシ!」
とおっしゃるので、その方にとって学校は「あまり信用できないところ」とのことだったのでしょう。補足しておくと、学校全部についてこう言っているのではなく、実際に見て回られて「あの学校はがんばっていると思う」とおっしゃることもあったので、たまたま、この方のお子さんが行かれていた学校が、親の方にとっては信用できなかった、ということなんだと思います。
ただ、そのときの話し方が、
「○○ちゃんは、あの学校で本当にひどい目にあったの」
「○○ちゃんは、先生に対して不信感をもっていたから」
と、ちょっとひっかかりました。
○○ちゃんが先生に対して不信感をもっていたのも、ひどい目にあったのも、本当なのだろうか? いや、本当にもっていたのかもしれないけれど、それを「本人から」聞いていないので、もしかして親御さんが勝手に推測していませんか? と。
私としては、○○ちゃんがどう思っていたのか、○○ちゃんの言葉で知りたいのに。話せないなら、それはそれで仕方がないけれど、本当のところは○○ちゃんしか知らないのに。なのにどうして、自分の子どものことを、わかったように言うのだろう? と。
似たようなことは、先述の親子とは別の親子の方が出ていたシンポジウムでもありました。
親の方は、
「学校でいじめられたのと、いじめがあったんじゃないかと尋ねても、先生も『知る限りはなかったように見えますが』ということで、信用できなくて。『そんなに自分が傷つく場所なら、やめておきなさい』と言ったんです」
そうよね? と最後に同意を求めて、親の方の発言は終わりましたが、次にお子さんの発言。
「ごめん、それ、嘘。最初はそうだと思ったから、そう言った。本当は、いじめもあったかもしれないけれど、いじめ以外にもたくさんあって、何で行けなくなったかなんて理由はわからない。みんなにも、そう言ってた。でも、親があちこちで『いじめられた』って言い続けていて、撤回したくてもできなかったんだ」
親の方とお子さんとの見解の違いに、「だよね~」と思ったことを覚えています。
当たり前なことだけど、親子であっても、別の人格。思うことも同じとは限らない。だからこそ、本人も含むいろんな人から情報を得ることで、一面的にではなく、多角的に、立体的に物事を見る必要がある、と、個人的には学んだシンポジウムでした。
私も、別のフリースクールや同業同士の集まりに出かけた先などで、「あれ? 今日○○さんは?」と尋ねてしまうことがあります。
でもこれって、「数人セットで見ている」ということ。ひとりの人として見てないってことだよなぁと、改めて気がつき、反省中です。
るろうに剣心の15巻、第百二十六幕「巨人対超人(前編)」のワンシーン。
才槌老人、破軍の不二、比古清十郎のやりとり。
「俺は破軍の不二という男と 話をしたいんだ」
という比古清十郎に対して、
「お前は儂の言う事だけを聞いていればよいんじゃ!」
と、不二に言う才槌老人。それでも構わず、
「だがそろそろお前自身の意志で 『自分の闘い』を選んでみちゃあどうだ」
と不二に進言する、比古清十郎。
かなり端折っていますが、このシーン、大好きなんです。
比古清十郎が、巨体で誰からも恐れられていた不二、そして才槌老人の言うがままになっていた不二のことを、見た目など関係なく「ひとりの存在」として認めているこのシーン。好きなんです。
(アニメでは比古清十郎の声を、ガンダムのシャア・アズナブルやコナンの赤井秀一でおなじみの池田秀一さんがあててらっしゃるので、これがまた、いいんですよぉ、と、余談)
とある先に出かけたとき、その方は親子でいらしていました。
お子さんも学校に行きにくい時期があったとのことで、親の方は学校に行けない・行かないことについて関わろうとする人たちの場にも、親子で一緒に、かなり熱心に参加されています。
「あんな学校なんて行かせないほうがマシ!」
とおっしゃるので、その方にとって学校は「あまり信用できないところ」とのことだったのでしょう。補足しておくと、学校全部についてこう言っているのではなく、実際に見て回られて「あの学校はがんばっていると思う」とおっしゃることもあったので、たまたま、この方のお子さんが行かれていた学校が、親の方にとっては信用できなかった、ということなんだと思います。
ただ、そのときの話し方が、
「○○ちゃんは、あの学校で本当にひどい目にあったの」
「○○ちゃんは、先生に対して不信感をもっていたから」
と、ちょっとひっかかりました。
○○ちゃんが先生に対して不信感をもっていたのも、ひどい目にあったのも、本当なのだろうか? いや、本当にもっていたのかもしれないけれど、それを「本人から」聞いていないので、もしかして親御さんが勝手に推測していませんか? と。
私としては、○○ちゃんがどう思っていたのか、○○ちゃんの言葉で知りたいのに。話せないなら、それはそれで仕方がないけれど、本当のところは○○ちゃんしか知らないのに。なのにどうして、自分の子どものことを、わかったように言うのだろう? と。
似たようなことは、先述の親子とは別の親子の方が出ていたシンポジウムでもありました。
親の方は、
「学校でいじめられたのと、いじめがあったんじゃないかと尋ねても、先生も『知る限りはなかったように見えますが』ということで、信用できなくて。『そんなに自分が傷つく場所なら、やめておきなさい』と言ったんです」
そうよね? と最後に同意を求めて、親の方の発言は終わりましたが、次にお子さんの発言。
「ごめん、それ、嘘。最初はそうだと思ったから、そう言った。本当は、いじめもあったかもしれないけれど、いじめ以外にもたくさんあって、何で行けなくなったかなんて理由はわからない。みんなにも、そう言ってた。でも、親があちこちで『いじめられた』って言い続けていて、撤回したくてもできなかったんだ」
親の方とお子さんとの見解の違いに、「だよね~」と思ったことを覚えています。
当たり前なことだけど、親子であっても、別の人格。思うことも同じとは限らない。だからこそ、本人も含むいろんな人から情報を得ることで、一面的にではなく、多角的に、立体的に物事を見る必要がある、と、個人的には学んだシンポジウムでした。
私も、別のフリースクールや同業同士の集まりに出かけた先などで、「あれ? 今日○○さんは?」と尋ねてしまうことがあります。
でもこれって、「数人セットで見ている」ということ。ひとりの人として見てないってことだよなぁと、改めて気がつき、反省中です。
今朝、何気なく携帯電話からネットニュースを見ていて、「あれ? もしかしてサッカーって、今何か大事な国際試合やってる?」と思うような記事がありました。
そういえば最近、サッカーのニュースって聞かないな、と思っていましたが、たぶん「自分が気にしていないだけ」という結論に落ち着きました。以前は試合ごとにテレビ中継がないかと新聞のテレビ欄を穴が開くぐらいじぃっと見ていたし、国際試合も結構見ていました。
そうか、以前に比べてサッカー自体を見なくなってしまったので、情報も自分にとってはあまり必要じゃなくなったんだ。「興味のあることだからたくさん情報を入手しよう」が、「たくさん報道されている!」と思い込んでいたのかもしれない。
知ろうとしないと、情報って入ってこないものなんだ! と、当たり前のことかもしれないけれど、改めて気がつきました。
「学校に行けない・行かない」ことも、これに似ているなぁと思います。
見学にいらっしゃる方のお話しを伺っていると、「子どもの気もちがわからない」「学校に行かないって、たぶんこの子はどこかがおかしいとかではないと思うのだけど、どうしてそうなるのかがよくわからなくて」とおっしゃる保護者の方が、これまでに何名かいらっしゃいました。
多くの場合、「学校」が当たり前に存在し、当たり前に通っていたのではないか、と思います。それでうまくく場合はそれでいいんですが、そうでない場合もある。多くの人にとっては何ともないことでも、一部の人にとっては、それが苦手なこともある。
学校に行かない・行けない状態は、何か特別な事情があるというよりも、「誰でも、どの子でも起こりうる」と、今ではだいぶ認識はされているかなと思いますが、とはいっても、保護者の方自身が「学校」という道を通り抜けてきた以上、保護者の方自身が経験していないことに対する気もちを知るのは、とても難しいことだとも思います。
では、そんなときはどうするか?
簡単です、「尋ねてしまえばいい」んです。
ええ、簡単なんですが、最初から気もちや理由の整理が明確にできていれば、すぐに答えが出てくるかもしれません。ところが、そうでないこともある。口に出して話せるほど自分の中で整理できていないことも考えられるし、親を余計に心配させてしまうかもしれない、傷つけてしまうかもしれないと子どもの側が推し量って、あるいは話すのが恥ずかしいというのもあって、尋ねてもなかなか話そうとしない。
話そうとしないなら、それでOK。そこから無理に尋ねよう、話すようにさせようとせず、「今は整理ができていないのかもしれない」と、割り切って、話してくれるその日を待つことにしましょう。
・・・それでも、聞きたくてうずうずしますよね。また、「その日」は本当にくるの? と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ここからは私の経験談になりますが、私から両親への「その日」は、今でもきていません。学校に行かなくなったばかりのころは、手っ取り早くわかりやすい理由を言っていたような気がしますが、そこから時を経て思うことが変わり、もしかしたらこれが本当の理由だったのかも、ということにたどり着いた・・・、いや、着いていないかな? いずれにせよ、明確でもあいまいでも、私は両親に理由を打ち明けていません。
一度、学校に行かなくなってあまり経たないころでしたが、母の知り合いでお子さんが学校に行きづらくなった方がいる、ということで、
「その人にさぁ、いろいろ気もちとかを教えてあげてくれないかな」
なんであんたに言われて話さなきゃいけないのさ。と思ったことを覚えています。
そのころの私は、学校に行かない・行けないことに対してものすごく否定的だったので、その否定していることを、何でわざわざ掘り起こさないといけないんだと。自分の意思で話すんならともかく、何で(親ではあるけど)他人に言われて話さなきゃいけないんだ、と。
繰り返しになりますが、無理に理由を尋ねようとしたり、無理に話をさせようとするのは、避けてほしいなと思います。
それでも! これも繰り返しになりますが、気もちをどうしても知りたい! そんなときには、「学校に行かなかった経験者が語るイベント」とかも、いいのではないでしょうか。
対談形式、シンポジウム形式、講演形式、いろいろありますが、だいたい共通してるのは、学校に行け(か)なくなった経緯、行かなかった間に起こったこと・家族や周囲とのかかわり、その後現在に至るまで、あたりを盛り込んでいることでしょうか。
自分のお子さんとは経緯は違うかもしれない、思うことも違うかもはしれないけれど、「もしかしてこうなのかな」と推測するポイント、思わず「そうそう!」とうなずくポイント、そして「我が家だけじゃないんだ」と思えるポイントが、演者さんが話す言葉のあちこちに隠れています。
個人的には・・・、ごめんなさい、この手のシンポジウムなどを何度も聞いているのもあって、「結局は同じ結論なんだよなぁ」と飽きてしまったのですが(笑)、学校に行け(か)ない子ども の気もちを知りたい! という方には、ぴったりだと思います。
最近だと、遠方でもオンラインでの参加ができたりなど、知りたいと思った情報が以前よりも入手しやすくなったなという気がします。情報を得て、できるだけたくさんのつながりを見つけていくと、それまでの当たり前や言い伝えなんかが、ちょっとちがった角度で見えてくる、こともあるかもしれませんね。
最後に余談ですが、見学にいらっしゃる方のお話しを伺っていると、「○○に相談してみた」「(心理士や社会福祉士などの専門職)と相談しながら」など、フリースクールに見学に来る前に一旦どこかに相談をしていたり、利用するのと並行して他も利用してみるなど、すでに他にもつながりを求められている(もたれている)保護者の方が、以前よりも増えたなぁという印象です。
たくさんつながりを知っておくことで、入ってくる情報もそれだけたくさんになります。その中から「どうすることがいいんだろう?」と試行錯誤しながら、よりよい方向を目指せていけたらなぁと思います。
そういえば最近、サッカーのニュースって聞かないな、と思っていましたが、たぶん「自分が気にしていないだけ」という結論に落ち着きました。以前は試合ごとにテレビ中継がないかと新聞のテレビ欄を穴が開くぐらいじぃっと見ていたし、国際試合も結構見ていました。
そうか、以前に比べてサッカー自体を見なくなってしまったので、情報も自分にとってはあまり必要じゃなくなったんだ。「興味のあることだからたくさん情報を入手しよう」が、「たくさん報道されている!」と思い込んでいたのかもしれない。
知ろうとしないと、情報って入ってこないものなんだ! と、当たり前のことかもしれないけれど、改めて気がつきました。
「学校に行けない・行かない」ことも、これに似ているなぁと思います。
見学にいらっしゃる方のお話しを伺っていると、「子どもの気もちがわからない」「学校に行かないって、たぶんこの子はどこかがおかしいとかではないと思うのだけど、どうしてそうなるのかがよくわからなくて」とおっしゃる保護者の方が、これまでに何名かいらっしゃいました。
多くの場合、「学校」が当たり前に存在し、当たり前に通っていたのではないか、と思います。それでうまくく場合はそれでいいんですが、そうでない場合もある。多くの人にとっては何ともないことでも、一部の人にとっては、それが苦手なこともある。
学校に行かない・行けない状態は、何か特別な事情があるというよりも、「誰でも、どの子でも起こりうる」と、今ではだいぶ認識はされているかなと思いますが、とはいっても、保護者の方自身が「学校」という道を通り抜けてきた以上、保護者の方自身が経験していないことに対する気もちを知るのは、とても難しいことだとも思います。
では、そんなときはどうするか?
簡単です、「尋ねてしまえばいい」んです。
ええ、簡単なんですが、最初から気もちや理由の整理が明確にできていれば、すぐに答えが出てくるかもしれません。ところが、そうでないこともある。口に出して話せるほど自分の中で整理できていないことも考えられるし、親を余計に心配させてしまうかもしれない、傷つけてしまうかもしれないと子どもの側が推し量って、あるいは話すのが恥ずかしいというのもあって、尋ねてもなかなか話そうとしない。
話そうとしないなら、それでOK。そこから無理に尋ねよう、話すようにさせようとせず、「今は整理ができていないのかもしれない」と、割り切って、話してくれるその日を待つことにしましょう。
・・・それでも、聞きたくてうずうずしますよね。また、「その日」は本当にくるの? と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ここからは私の経験談になりますが、私から両親への「その日」は、今でもきていません。学校に行かなくなったばかりのころは、手っ取り早くわかりやすい理由を言っていたような気がしますが、そこから時を経て思うことが変わり、もしかしたらこれが本当の理由だったのかも、ということにたどり着いた・・・、いや、着いていないかな? いずれにせよ、明確でもあいまいでも、私は両親に理由を打ち明けていません。
一度、学校に行かなくなってあまり経たないころでしたが、母の知り合いでお子さんが学校に行きづらくなった方がいる、ということで、
「その人にさぁ、いろいろ気もちとかを教えてあげてくれないかな」
なんであんたに言われて話さなきゃいけないのさ。と思ったことを覚えています。
そのころの私は、学校に行かない・行けないことに対してものすごく否定的だったので、その否定していることを、何でわざわざ掘り起こさないといけないんだと。自分の意思で話すんならともかく、何で(親ではあるけど)他人に言われて話さなきゃいけないんだ、と。
繰り返しになりますが、無理に理由を尋ねようとしたり、無理に話をさせようとするのは、避けてほしいなと思います。
それでも! これも繰り返しになりますが、気もちをどうしても知りたい! そんなときには、「学校に行かなかった経験者が語るイベント」とかも、いいのではないでしょうか。
対談形式、シンポジウム形式、講演形式、いろいろありますが、だいたい共通してるのは、学校に行け(か)なくなった経緯、行かなかった間に起こったこと・家族や周囲とのかかわり、その後現在に至るまで、あたりを盛り込んでいることでしょうか。
自分のお子さんとは経緯は違うかもしれない、思うことも違うかもはしれないけれど、「もしかしてこうなのかな」と推測するポイント、思わず「そうそう!」とうなずくポイント、そして「我が家だけじゃないんだ」と思えるポイントが、演者さんが話す言葉のあちこちに隠れています。
個人的には・・・、ごめんなさい、この手のシンポジウムなどを何度も聞いているのもあって、「結局は同じ結論なんだよなぁ」と飽きてしまったのですが(笑)、学校に行け(か)ない子ども の気もちを知りたい! という方には、ぴったりだと思います。
最近だと、遠方でもオンラインでの参加ができたりなど、知りたいと思った情報が以前よりも入手しやすくなったなという気がします。情報を得て、できるだけたくさんのつながりを見つけていくと、それまでの当たり前や言い伝えなんかが、ちょっとちがった角度で見えてくる、こともあるかもしれませんね。
最後に余談ですが、見学にいらっしゃる方のお話しを伺っていると、「○○に相談してみた」「(心理士や社会福祉士などの専門職)と相談しながら」など、フリースクールに見学に来る前に一旦どこかに相談をしていたり、利用するのと並行して他も利用してみるなど、すでに他にもつながりを求められている(もたれている)保護者の方が、以前よりも増えたなぁという印象です。
たくさんつながりを知っておくことで、入ってくる情報もそれだけたくさんになります。その中から「どうすることがいいんだろう?」と試行錯誤しながら、よりよい方向を目指せていけたらなぁと思います。
プロフィール
HN:
フリースクール「ラヴニール」
年齢:
14
Webサイト:
性別:
非公開
誕生日:
2010/04/01
自己紹介:
2010年4月より大阪市にて活動をしているフリースクールです。日常の様子、思うことなどを更新しています。過去には、学校に行かなかった体験談、フリースクールって何なん? も、連載していました(カテゴリ分けしてあります)。
ブログ投稿者:
代表と、スタッフ1名で担当しています。
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